2017/03/22

2017年3月22日(水曜)アジア・欧州市場の動き


2017年3月22日(水曜)アジア・欧州市場の動き

昨日の米国市場での株安に続き、日経平均株価は−414.50(−2.13%)と米大統領選後で最大の下げ幅。米金利も伸び悩み状態が続く。

米経済ではなく米政策に相場が反応。急速にトランプ政権へ政策実行への懸念が広まるが、3月海外は四半期末、日本は本決算月でリパトリの流れも加わっているのでは?

為替市場は総じて通貨間で動きは複雑で、アジア市場と欧州市場全体に広がる株価の下落に、リスク回避のJPYとCHFの上昇が目立っている。

USDJPY−0.3%と一時111.20台まで円高が進み、戻りも鈍く円高圧力が続いている。USDCHF−0.11%とドル売りが続き0.9910台まで続落。

コモディテー関連の強いAUDUSDは−0.41%と弱さが目立ち、AUDJPYの売りもあり0.7650台まで値を下げている。原油も軟調でUSDCADも+0.2%と1.3380台までドル買いが続きカナダドル安が目立つ。

EURUSD-0.13%と小幅安ながら積極的な動きは見られず、GBPUSD+0.05%と、一時1.2500の大台を達成するなど上昇傾向を維持するが、前日の急伸の影響もあり上昇幅は限定的。


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布野日銀審議委=ゼロ%程度としている長期金利目標を調整するような状況にはない。

カプラン・ダラス連銀総裁=国内労働市場が完全雇用に近付き、インフレ率が2%に向かって上昇する中、FRBは年内にあと2回の利上げを行い、バランスシートの段階的な縮小に向けた取り組みを続けることが妥当。

ガブリエル独外相=ドイツはEUに緊縮よりも投資が重要という新たなメッセージを送るべき。メッセージの裏付けとして、ドイツ政府はEU予算への拠出額を増やすべき。


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