2017/03/23

2017年3月23日(木曜)昨日22日、海外市場の動き

2017年3月23日(木曜)昨日22日、海外市場の動き

米医療保険制度改革(オバマケア)の代替案(共和党法案)を下院本会議で3月23日採決、支持確保の可否は不明。この通貨が遅れると、トランプ大統領の税制改革が先送りされ、規制緩和が難航する可能性を市場は懸念。本日はオバマケアの代替案の採決結果次第で、相場が変動へ。

為替市場は、世界的にリスク回避の流れが強まり、JPY+CHFの安全資産の買いが続き、円はクロスでも全面高。ロンドン英議会前でテロ攻撃が発生(?)一時、GBUSP売りが加速するも、値を戻す。USDCADは原油価格に連動した動きに、カナダドルは小幅上昇へ。EURUSDは米独債券利回り格差が縮小するも1.0800近辺に集約し小幅安値。

米株は終盤にかけ値を戻し、ダウは-6.71(−0.03%)、S&P+4.43(+0.19%)、Nasdaq+27.82(+0.48%)。米10年債利回りは2.4%へ、2年債も1.247%と低下傾向が続く。原油価格(WTI)は在庫増にも48.13ドルで48ドル台を回復。

USDJPYは、一日を通じて続落傾向が止まらず。前日は112円の大台を、昨日は111円の大台を割り込み、一時110.70台まで下落してようやく下げ止まる。111.50円が戻りの壁になりそうだが、本日のオバマケアの代替案の採決結果次第では、上下変動のリスクが高い。市場はネガティブ面を織り込んでリスク回避に円を買い戻ししていることもあり。可決された場合には、円売りへ変化する可能性も。

NZ中銀=政策金利1.75%の据え置きを決定、予想通り。声明では、均衡成長のためにNZドルの一段の下落が必要→ NZドル売りへ。弱いGDPは一時的+経済見通しはポジティブ+12月以降の実行為替レートの下落は勇気づけられる要因→ NZドル買いへ。 NZDUSDは0.7036台~0.7069で上下変動しながらも元の水準近くの0.7050近辺で推移。


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NZ中銀=政策金利1.75%の据え置きを決定、予想通り。声明では、均衡成長のためにNZドルの一段の下落が必要→ NZドル売りへ。弱いGDPは一時的+経済見通しはポジティブ+12月以降の実行為替レートの下落は勇気づけられる要因→ NZドル買いへ。 NZDUSDは0.7036台~0.7069で上下変動しながらも元の水準近くの0.7050近辺で推移。

NZ中銀声明=弱いGDPは一時的な現象。均衡成長のためにNZドルの一段の下落が必要。12月以降の実行為替レートの下落は勇気づけられる要因。国内経済の見通しは依然としてポジティブ。乳製品価格は変動が大きく見通しは不透明。金融政策は相当な期間で緩和的。

英ロンドンの議会議事堂付近で襲撃事件が発生、死傷者が複数。テロ事件として捜査へ。

ドイツ連邦議会選挙のイプソス世論調査=メルケル首相率の保守系与党連合、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の支持率が33%で、中道左派の社会民主党(SPD)の30%を上回る。

ラウテンシュレーガー専務理事=英国のEU離脱に伴い、英国からユーロ圏へ移転を検討している銀行に対して、内部リスクモデルの事前承認を得る規制要件を一時的に緩和する可能性がある。→ フランクフルトやパリ、ルクセンブルク、ダブリンなどは、ロンドンから移転する金融機関の受け皿になろうと競っており、ECBが銀行の規制負担を緩和すればユーロ圏への事業移転を促し、欧州の金融業界の風景を一変させる可能性がある。

EU当局者=英国のEU離脱交渉が何も合意せずに終了する可能性に備えるよう呼び掛けていることが、非公開の内部文書と事情に詳しい関係者の話で明らかになった。


米エクソンモービル=ティラーソン米国務長官が最高経営責任者(CEO)だった当時の1年分の電子メールを紛失。

米独国債利回りの格差が、一時4か月ぶりに縮小=米10年債が一時2.375%へ低下、独10年債は1年1か月振りの高水準で推移し(高値、0.456%)と、一時1.95%まで拡大。

トランプ大統領の減税や規制緩和が難航する可能性を懸念、CMEグループのフェドウォッチ、FF金利先物は6月FOMCの利上げ確率54.0→49.6%に低下。ECBが拡張的な政策姿勢を一部後退させるとの憶測と金融市場ではECBが来年3月までに0.1%利上げするとの見方を完全に織り込んだ。


EIA週間石油在庫統計=米原油在庫495.4万バレル(予想280.1万バレル)