2017/03/27

2017年3月27日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年3月27日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

週明け月曜日の海外市場は、英国・ユーロ圏がサマータイム入りし、欧州早出のスタートが早まるなか、先週末の米ヘルスケア法案の採決の突然中止の後遺症に、株安+債券利回り低下=リスク回避の流れが強まる。


米株は下落からスタート、米10年債利回りは2.36%台へと低下。原油価格(WTI)はOPECの減産延長期待に反し、米国の生産拡大に47.20台へ軟化。

為替相場は、リスクヘッジの円買い+期末の特殊要因も加わり、USDJPY=一時110.10台へ下落するも、110円の大台を何とか維持し、110.10~45の狭いレンジで推移。

EURUSDは、独IFOが予想外に強く、リスクヘッジの買いも見られ昨年11月上旬以来の高値水準の1.09台へと一時上昇。

GBPUSD=一時1.2610台とドル売りの傾向が続く。反面、資源価格は下落し、原油価格も弱く、リスク回避の流れもあり、米国市場に入ると、AUDUSD=0.7648→0.7610台へ、NZDUSD=0.7060台→0.7040まで値を下げ、USDCADは1.3320→1.3400まで続伸し、資源国通貨ではドル高へ。

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プラートECB専務理事ユーロ圏経済の回復のすそ野は広がり続けるが、インフレ率の上昇はエネルギー価格に押し上げられた一時的なものに過ぎない。

ラウテンシュレーガーECB専務理事=ECBが政策スタンスの変更について協議するのは時期尚早だが、異例の金融刺激からの最終的な出口に向け備える必要がある。

ラウテンシュレーガーECB専務理事=英国のEU離脱により英国から欧州へと移転する銀行について、ECBの規則の準拠には数年の時間が与えられる可能性がある。

モルガン・スタンレー=予想を上回る景気改善や、インフレ回復、銀行セクターに対する楽観的な見方を背景に、欧州の企業利益予想と主要株価指数の目標を引き上げた。MSCI欧州株指数採用企業の2017年1株利益(EPS)は16%増加する見込みで、同指数は今後12カ月間に最大8%上昇すると予想。

ブルームバーグの調査=マクロン氏が次のフランス大統領になる平均確率は61%、ルペン氏20%、フィヨン氏18%。マクロン氏が勝利する場合、EUとの関係が改善されると43%が回答。フィヨン氏が大統領になれば、財政赤字の改善が最も進み、設備投資が最も増えると考えられている。

ティラーソン米国務長官=一転してNATO外相理事会出席へ。