2017/03/16

2017年3月16日(木曜)米FOMC前の動き

2017年3月16日(木曜)米FOMC前の動き

FOMC前の動きは、米金利の小幅低下、米株の上昇。ポジション調整とリスク回避の動きなのか、全体的き小幅ドル安。特にAUDUSD(+0.6%)、GBPUSD(+0.52%)と強さが目立ち、USDJPYも(−0.24%)と円高で114.50円を割り込んでいる。

英雇用統計のOIL失業率は低下し2005年来の低水準となったが、賃金上昇は前回と予想に届かず、インフレ調整後の賃金上昇は0.7%と2014年10月来の低水準。

米CPIは、前月比はガソリン価格の下落もあり、予想外に弱く前回と予想を下回るが、前年比は2.7%へ上昇。コアも前回から小幅低下へ。

米小売売上高は前月比0.1%と予想通りで、前回は上方修正へ。米NAHB住宅市場指数は71と予想外に増加、企業在庫は0.3%と予想と変わらずながら、前回より弱い。


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トランプ大統領とサウジ・サルマン副皇太子(ホワイトハウス)=両国間の新たな経済プログラムや投資機会について話し合った。エネルギーや産業、インフラ、技術に焦点を当て、向こう4年間に2000億ドル以上の投資を行う可能性がある。


英国のデービスEU離脱担当相(議会委員会の公聴会)=、離脱交渉期限までに新たな通商協定が締結できなかった場合の英経済への影響について、メイ政権は詳細な分析をまだ行っていない。


プラートECB専務理事=ユーロ圏経済は上向いているが、持続的なインフレ上昇は見られず、金融政策を見直すのは時期尚早。


英国のマンデル・スコットランド相=①独立を問うスコットランドの住民投票について、行政府のスタージョン首相が主張する日程で合法かつ最終的に実施することは不可能。②英国がEUから離脱するのだから、スコットランドが EUにとどまるための選択肢はない。主張している実施時期からみて、住民投票で独立を選択してEU離脱を回避しようと考えているのだろうが、ばかげている→ スタージョン首相は、英国のEU離脱の条件が明確になる2018年遅くまたは2019年初めの住民投票実施を主張。