2017/03/05

今週の主な材料(3月6日~3月10日)

今週の主な材料(3月6日~3月10日)


【今週の注目イベント】
先週、世界中が注目したトランプ大統領の議会演説も終わり、ほっとした週に当たりますが、来週15日のFOMCとオランダ総選挙の2大イベントを前にした週で、その思惑に相場が動く可能性も意識する必要があります。

3/10(金) 米雇用統計ですが、市場の予想では失業率4.7%(前回4.8%)と改善が、非農業部門雇用者数は18.5万人(前回22.7万人)と弱く、平均時給は前月比0.2%、前年比2.8%と強く、強弱混在の予想となっていますが、15日のFOMCで利上げ期待が続きそうです。

来週になりますが、15日のオランダ総選挙の行方も気になります。下院(定数150議席)選挙が行われ、極右政党である自由党が第1党となる可能性もあり、ユーロ相場への影響は強くその予測結果によっても相場が動く可能性があり、注意が必要です。


それと、もちろんフランス大統領選の行方です。最近の世論調査では、第1回投票でもマクロン氏がルペン氏を抑え首位に上がっていますが、今後の発表の結果と、その結果によるEUR相場の下支えが続くのでしょうか? 


【今週の主な発言・その他イベント】
≪発言では≫
3/6(月)ホールディングBOEチーフエコノミスト発言、ホッグBOE副総裁講演を注目しています。

≪金融政策では≫
3/7(火)豪中銀金融政策発表があり、政策金利1.5%の据え置きが予想されています。最近のAUDUSDの下げが気になっていますが、先週はGDPが強く、貿易収支が弱いと強弱混在でした。先の豪中銀議事録では消費の伸びが加速、貿易条件の改善、国内経済に若干の上振れリスクと、GDPは年内3.0%に上昇と強気で直後はAUD買いが強まりましたが続かず、今回の発表でAUD売りを止めることができるのでしょうか?

3/9(木)に ECB理事会とドラギECB総裁の記者会見では、金融政策の据え置きと現行の緩和的政策の継続が予想されています。前回のECB議事録では、下振れリスクはある程度緩和し成長の下方リスクは幾分後退したとありましたが、オランド、フランス、ドイツなど選挙を前にして金融緩和策の縮小には消極的と考えられています。

≪その他≫
3/8(水)未定ですがにハモンド英財務相が予算案発表する予定です。今月中には英国はEUに離脱を申請する予定でもあり、この内容に注目しています。

3/5~17日に、中国全国人民代表大会(5~17日)が開催されます。トランプ政権と中国政府、どのような動きになるのでしょうか?注目したいと思います。

3/12日 米国は夏時間へ移行します、経済指標の発表時間を間違えないように!(12日の日曜日から)


【今週の主要な経済指標】
3/6 (月)米製造業受注指数、耐久財受注
3/7 (火)米貿易収支
3/8  (水)中国貿易収支、日本GDP2次速報値、米AP雇用統計、
3/9 (木)中国消費者物価指数、米新規失業保険申請件数
3/10(金)米雇用統計、カナダ雇用統計、

詳しくは、今週の予定表をご覧ください。

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