2017/03/13

2017年3月13日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年3月13日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週明け月曜日は、高値水準を維持するも米金利はやや軟化し、日経平均は小幅上昇。為替相場は、欧州市場に入り、EUR+CHF+GBPと欧州通貨の変動が目立っている。

1年後の話をすると鬼が笑いそうだが、欧州金融先物市場では、2018年3月のECBの利上げ0.1%を織り込む動きとなっている。

もっとも、15日のFOMCを含め欧米でイベントが目白押しのハイリスク要因を前にして、短期の方向性を固定できるとは思えない。出るのはポジション調整だけだが、米金利と米株を見るとドルロングの調整圧力が続きそうでもある。

ただ、だからと言ってドルをショートにする気もなく、USDJPYで考えれば、できるだけドル安水準で115円を超える動きを狙う、USDJPYコールの買いを1~2週間で目指したい。

私は取引をしたことはないが、市場参加者増加中のビットコインの変動も忙しい。急落したかと思えば徐々に値を戻し、中国勢の需要が高いとのコメントもあるが底堅い動きとしかいいようがない。


USDJPYは、先週末の海外市場の高値115.50どころか、115円台を達成できず114.50まで小幅下げへ。最大下値リスクは113.90円、114.30 円以下を売ってゆく理由は今のところ特に見当たらず。

EURUSDは、1.7の大台を達成し上昇が期待されたが、1.0710台とトップにEURGBPの売りの動も強く欧州勢の売りに1.0670まで値を下げ、結局のところ先週末NYクローズとほぼ同水準。

GBPUSD+AUDUSD+NZDUSDは続伸。GBPUSDは1.2150台をボトムに続伸(EURGBPは急落)。欧州勢の参入に買いはさらに加速し、1.2240近くで上昇し、ようやく上げ止まる。AUDUSDは0.7530→0.7590近くへ、NZDUSDは0.6940→0.6910台→0.6950近くへ動く。


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ムーディーズ=米国の債務上限が16日に復活しても、債務返済が継続される限り「AAA」は維持できる。

欧州短期金融市場=2018年3月までにECBは中銀預金金利を0.1%引き上げることを見越している。

複数の関係者=①日銀は、長期金利の誘導目標の引き上げや何らかのショックで市場が混乱した際、誘導目標に一定の幅を持たせることを検討。②現在の環境下で長短金利操作の継続に自信、レンジ化は将来的に、指し値オペや長期の固定金利の資金供給オペなど現行手段で市場の混乱を抑えられない場合の選択肢

ビットコイン急落(13日)=①価格は最大13%上昇し1234.44ドルとなった。米証券取引委員会(SEC)が先週、ビットコイン価格に連動する上場投資信託(ETF)の認可申請を拒否した影響。しかし、下落分の大部分を回復した。トレーダーは今では、ビットコイン規制を検討している中国を注目。

スイス統計局=2017年CPI見通しを0.0→0.5%、2018年0.2→0.3%へと上方修正へ。