2017/03/24

2017年3月24日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年3月24日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き


週末の金曜日。昨日延期となり、本日採決される予定のオバマケア代替法案の採決。昨日は共和党内で採決に必要は人数を確保できなかったとの思惑の中での今日への採決の延期。トランプ大統領は個別に説得していると思われ、本日の結果が注目される。

日経平均株価は+177.22+0.93%と上昇、USDJPYも110.80台をボトムに上昇するも、オバマケア代替法案の採決を前にして111.50円の壁は超えられず。一部では、森友学園問題が円売り後退しているとのコメントもあるが、あまり気にせず。オバマケア代替案の採決の結果で、リスク回避の円買いを潜在的に意識している一方、北朝鮮の脅威(株実験)の可能性の拡大がより円相場にとって潜在的な円売り要因として残っているように思えてならない。

EURUSDは、一時1.0760台まで値を下げるも1.07800近辺と前日のNY市場終値近辺で推移。ユンケルEU委員長は「英国はEU離脱で約500億ポンドの支払いが必要」と発言するも、過去の内容と変わらず大きな動きも見られず。

AUDUSDは、NZDUSDと共に弱さが目立っている。アジア市場の0.7640台をトップに、豪州銀行が住宅ローン金利を引き上げる中、0.7600台まで続落。欧州市場の序盤でも買い戻しは限定的で売り圧力が続く。


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21:45 エバンズ・シカゴ連銀総裁講演
22:05 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
23:00 ダドリーNY連銀総裁討論会に参加
EU27各国(除く英国)ローマ条約調印60周年記念・特別首脳会議。

日銀金融調節で国債売り現先オペを実施=大規模な国債買い入れを背景に深刻化している民間金融機関の国債保有不足を受けたもので、レポ市場で国債の貸し手が特に少なくなる年度末に対応した。

午前9時30分の金融調節で日銀は国債売り現先オペ1兆円を通知。国債を売却して一定期間後に買い戻す同オペには、2兆円を超える応札があった。応札する金融機関からの銘柄指定がないオペの実施は2008年11月28日以来。今回の対象期間は年度末をまたぐ3月27日~4月3日までの1週間だ。

カプラン・ダラス連銀総裁=財政改革により成長予想上振れも

豪州規制当局が過熱している住宅市場の鎮静化を勧める中、豪ANZとコモンウェルズ銀行は、住宅ローンの引き上げを発表、豪州株(S&P/ASX 200)は45.593(+0.8%)の上昇となった。豪州10年債利回りは2.75%(-0.005-0.18%)と終盤にかけ小幅低下へ。

ショイブレ独財務相=EUは、英国のEU離脱によるマイナスの影響を最小限にとどめるよう努めている。英国が単一市場への良好なアクセスを引き続き望んでいるなら、その道筋を見つける必要がある。英国がそれを望んでいなければ、EUと分離することになる。

ユンケルEU委員長=英国はEU離脱で約500億ポンドの支払いが必要。

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