2017/03/16

2017年3月16日(木曜)昨日15日、海外市場の動き

2017年3月16日(木曜)昨日15日、海外市場の動き

「buy the rumor sell the fact」
FOMCを受け、米金利は下落し、ドルは全面安。そして、米株は上昇へ


FOMCは予想通りFF金利0.25%引き上げ、0.75~1.0%のレンジに設定、緩やかな利上げを継続。注目の予測値は年内の2度の利上げにとどまり、タカ派の期待が裏切られ、米10年債利回りは2.493%へ、2年債も1.299%へ低下

為替相場はAUDUSD+2.01%と0.7720まで上昇。NZDUSD+1.8%と一時0.7050近くまで上昇、USDJPYも(−1.2%)と113.10台まで下落するなど、DXYは−1.16%と主要通貨でドルは全面安へ。


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声明=労働市場とインフレに関する現状および予想を考慮し、FF金利誘導目標のレンジ引き上げた。前回声明の「もっぱらFF金利の緩やかな引き上げに限って」という文言の中から、「もっぱら・・限って(only)」という箇所を削除。

声明=インフレの進展を現実と期待の面から、対称的なインフレ目標と関連付けて注視。経済情勢がFF金利の緩やかな引き上げを正当化する形で改善されると予想。

声明=雇用の伸びについては堅調。企業の設備投資は「幾分か改善されたように見受けられる。インフレ率ははFOMCの中長期的な目標である2%に近づいている。

イエレンFRB議長記者会見=金融緩和の緩やかな解除という決定は経済の進展継続を反映。この日の決定はその見解に沿うもので、判断変更は示していない。

FF金利の予想中央値=2018年2.0~2.25%→ 0.25%の利上げが3回実施される可能性を示唆。2019年3.0%に達する。

四半期予測の中央値=今年第4四半期のインフレ率=1.9%、2018年=2.0%、2019年2.0%。個人消費支出(PCE)物価指数=1.9%と目標に近づく。


平均失業率の中央値=今年第4四半期4.5→4.5%で変わらず、2018年=4.7→4.5%、2019年=4.7→4.5%

GDP予測値=今年第4四半期2.1→2.1%、2018年2.0→2.1%、2019年1.9→1.9%。