2017/03/22

2017年3月22日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年3月22日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

昨日と同じくトランプ政権の米経済政策へ実現性への懸念なのか? 米住宅関連の指標も弱く、米株は小幅安からスタートしダウは−72.18(−0.35%)と弱い。米10年債利回りは2.38%へ低下、2年債も1.235%へ低下。原油価格(WTI)は47.56ドルと軟調に推移。

USD 1月 FHFA住宅価格指数=前月比0.0%(予想0.4% 前回0.4%)

USD 2月 NAR中古住宅販売=548万件( 予想558万件 前回569万件)、前月比−3.7%(予想−2.0% 前回3.3%)→ 予想を下回る


為替相場は、弱い米株と米金利の低下に、JPYとCHFが引き続き強く、USDJPYが111円を一時割り込み円高が加速し110.80台近くで推移。クロスでも円高傾向が続き、GBPJPYが138円を割り込み-1.03%下落し、AUDJPYも78.00を一時割り込み−1.125下落、EURJPYも120円を割り込み一時119.70台へと−0.75%下落へ。

EURUSDは、1.0820近くまで上昇するも、弱い欧州株や経常収支の黒字額が予想外に弱く一時1.0770台までやや軟化。再び1.0800の大台を回復し底堅い動きへ。

GBPUSDは、アジア市場で前日の高値を上回り一時1.2500の大台を達成するも、欧米市場では利食い売りに1.2430台まで続落。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

コスタ・ポルトガル首相=デイセルブルムユーロ圏財務省会合議長がドイツ紙とのインタビューで「EUから金融支援を受けた南欧諸国が「酒と女に資金を費やしている」と発言。「人種差別的かつ性差別的な」発言をしたとして辞任を求めた。

マークイットの英家計の今後1年間の見通し=3月45.3(前回48.1)と急低下し、2013年11月以来の低水準。インフレ率の上昇と弱い賃金動向に、家計の期待低下へ。

ビルロワイドガロー仏中銀総裁=インフレ率は目標水準に向け上昇しているが、緩和的な金融政策を解除する時期ではないことは明らか。

黒田日銀総裁=G20で日本の金融政策への懸念は皆無。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※