2017/03/09

2017年3月9日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き


2017年3月9日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

卵(株)が先か、鶏(ドル円レート)が先きか? いつもながら不明ではあるが、東京市場は5日ぶりに株価は上昇(小幅)で、ドル円相場は114.30台をボトムにビット気味に推移。

昨日のADP雇用統計が強く、明日の雇用統計が強いことを期待し、15日のFOMCで利上げ期待度は90%に近い。

現に米10年債利回りは昨年12月15日のピーク2.6394%までは達しないものの、2.58%台まで上昇、2年債はピークの1.3%を超え1.36%台まで続伸し、米株も強弱混在するも強さを維持している。

結局のところ、米雇用統計のサプライズ・リスクは否定できないものの、現状ではドルを積極的に売る理由も見当たらない。リスクとしえ考えられることは、ドルロングであること、今日のECB理事会で予想外の結果になることだが、現状では金融政策の据え置きが本命で、緩和傾向を維持することになりそうである。

為替市場は、全体的にVOLAは上昇(当然のことでしょうが!)し、USDJPYは、1Wのリスクリバーサルはドルコールオバーに変化、1か月、3か月もドルプットを維持するも、1か月は-0.15とこちらも変化中。

USDJPYは、東京市場では114.30台をボトムにして、ドル買いの圧力が強いことを証明。1時間チャートも買いへと変化し、欧州勢の参入に、円はクロスでも売られ、114.90台まで続伸し、今のところ売りは逆張りと利食いのみ。さすがに115円台では売り買いが交錯しそうではあるが、米金利次第と北朝鮮問題も気なる。


EURUSDは、1.0500の大台を維持したご褒美なのか、EURJPYの上昇の影響なのか、1.0520台をボトムに1.0560台へ上昇するも、どうしてもEURを買う材料も乏しい。オプションのR/Rは    1WがEURプット・オーバーで−0.42とさらに強まり、散発的な動きに思えてならない。

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