2017/03/14

2017年3月14日(火曜)アジア・欧州市場の動き

2017年3月14日(火曜)アジア・欧州市場の動き

さすがに15日のイベントを前にして、株・為替・債券市場の動きは鈍い米10年債利回りは一時2年来の高値を更新し、やや軟化へ。「FOMC、オランダ選挙、その他 米予算教書発表の可能性、米債務上限期限(まあ、しばらくは実害なし)」。

日経平均株価も上下の変動も乏しく、前日とほぼ同水準で終了。為替市場は静かな取引の中で、豪NAB企業景況感と企業信頼感が前回から低下したこと材料にし、原油価格も一時弱かったことや、中国の小売売上高も伸び悩んでいたことも、材料にされたが、0.7570→07550まで下げるのが精いっぱい。

ところが、欧州市場に入ると、議会がメイ首相にEU離脱の申請を許可したとの一部報道や、メイ首相がスコットランドの2度目の英国からの独立を問う国民投票を拒否したとの一部報道に、昨日の欧米市場の安値1.2190台を割り込みストップの売りに、昨日のアジア市場の安値水準近くとなる1.2150まで値を下げている。

ポンドのロング切に思われるが、問題はこの水準で下げ止まり、再び上昇することができるのか? 材料はサプライズではなく予想通りの結果となっていることもあり、1.2150のポイントを維持することができるか注目したい。

さて、すっかり忘れていたが、16日の日銀金融政策決定会合は、現状では萱の外! ただし、ロイター調査では先の話ながらテーパリングを期待するエコノミストも多い。

USDJPYは、105.00~105.50の水準の売りは鉄壁に見えるが、その割には、押しも鈍く、103~105.50のレンジ入りなのか? しかしながら、リスクは円ベアに見えてしょうがない。

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