2017/03/07

2017年3月7日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年3月7日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

昨日ナバロ米国家通商会議委員長は、貿易赤字は極めて重要な問題で、独、中国、インド、日本に対して、交渉を通じて貿易赤字の削減を目指すと発言。本日の米貿易収支と、そして15日のFOMCの決定に影響を与える10日米雇用統計の数字に注意。

米国ではトランプ大統領の周囲でいつも何らかの火種がくすぶっている。評判の悪かった入国制限では、新たな大統領令が出されたが、引き続き批判の声は大きい。

トランプ大統領が、オバマ前大統領が選挙中にトランプ氏の電話を盗聴するなど監視を命じたと主張。真意が待たれる。また、セッションズ司法長官がロシアとのコンタクト疑惑で議会の追求を受け、本人は否定。

その影響なのか、3月15日のオランダ下院選では、ポピュリストのウィルダース党首率の極右・自由党(PVV)の支持率が低下気味となっている。5日のPeil.nlの世論調査では、ルッテ首相率いる与党第一党の自由民主党との差は、年始hには12議席あった差はわずか1議席まで縮小へ。これはEURにとってはプラス容認なのだが??

日経平均株価は19,344.15の−34.99(−0.18%)と三羽ガラスでは止まらず4日連続の下落。米金利も伸び悩み傾向が続く。

為替相場は、豪中銀は政策金利1.5%で据え置くも、ネガティブ発言は見られず、直前直後は上下変動し結果的には豪ドル高が目立ちAUDUSDは一時0.7630台まで上昇。NZDUSD+USDCADでもドル売り傾向が続いた。

一方、他の主要通貨では大きな変動は見られなかった。USDJPYは113.80~114.10のレンジで、114円台では実需筋の売りも見られるも動きは鈍い。EURUSDは1.0570~95のレンジで1.0600の大台を達成できず。GBPUSDは1.2250台をピークに欧州勢の参入に1.2220台へと小幅下落。

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豪中銀=政策金利1.5%の据え置きを予想通り決定。追加緩和の示唆はなくAUDUSDは小幅上昇へ。

豪中銀声明文=世界経済の見方や輸出の動向に関してポジテイブ。インフレ期待は当面低い。持続的な成長のために、現状の金融政策は合致する。豪ドル高は経済の調整を複雑にさせる。

BRC2月小売売上高=前年同月比−0.4%(予想0.2% 前回−0.6%)

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