2017/03/02

2017年3月2日(木曜)アジア・欧州市場の動き

2017年3月2日(木曜)アジア・欧州市場の動き

NYダウの300ドルを超える大幅上昇に続き、日経平均株価は一時19,668円まで上昇、終値は高値から値を下げ陰線引けで19,564.80円の+171.26円(+0.88%)で終了、TOPIXは昨年来高値を更新。

米3月の利上げ観測が強く、米10年債利回りは2.47%台まで続伸し米国と他の主要国では金利差が拡大傾向にある。為替相場はドル高傾向が続き、アジア市場ではドル全面高で、日米金利差を意識+株高=円安を意識した円売りも続いている。

USDJPYは+0.42%と円安傾向が強く、円クロスでもEUJPY+0.34%、GBPJPY+0.31%となっている。基本は日本株高=円安傾向が続くも、継続的な連動制はなく、円高を目指した動きの反動や、日米金融政策の違い=金利差拡大に、円売りの流れへと変化している。

114.20~30にはポイントがあるが、それを上回ると114.90台と2月15日の高値が見えてくる。もちろん、115円の壁は厚く一朝一夕にブレークすることは難しいく、次の材料が必要となっているが?

AUDUSDも弱く-0.39%下落、早朝の0.7680台を高値に、0.7700の壁を超えられず。豪貿易収支+住宅建設許可ともに弱く、前日の強い豪GDP+強い中国PMIに上昇したAUDロングの切りも加わり、主要国でドル高の流れもあり0.7630台まで続落。0.7600~0.7700のレンジ入りながら、底堅さが目立つ。


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AUD 1月 貿易収支=13.02億豪ドル(予想38億豪ドル 前回35.11→33.34億豪ドル)→ 輸出がマイナスへ減少し、輸入が拡大。予想を下回わり一時AUD売りが強まる

AUD 1月 住宅建設許可=前月比1.8%(予想0.0% 前回−1.2→−2.5%)、前年比-12.0%(予想−0.5% 前回−11.4→−11.7%)→ 予想外に減少し一時AUD売るが強まる

CHF 第4四半期 GDP=前期比0.1%(予想0.4% 前回0.0→0.1%)、前年比0.6%(予想1.3% 前回1.3→1.4%)→ 予想大幅に下回り直後は一時CHF売りが強まる

GER 1月 輸入物価指数=前月比0.9%(予想0.4% 前回1.9%)、前年比予想6.0%(予想5.5% 前回3.5%)

CHF 1月 小売売上高=前年比−1.4%(予想−2.0% 前回−3.5→−4.1%)

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ウィーラーNZ中銀総裁=①リスクの一つはNZドルが予想以上に高止まりすること。②インフレ巡るリスクは均衡取れているように見える。

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