2017/03/29

2017年3月29日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年3月29日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

重要な発言は発表もなく、前日の米株高の流れの中、日経平均株価は+14.61(+0.08%)と小幅上昇となるも、マザーズは+27.89(+2.67%)と大幅上昇へ。

本日29日は、スポット3月31日で今期最後の約定日。USDJPYは、午前10時前の仲値でも輸出筋のドル売りが見られるも111円台を割ることなく安定推移。逆に111.60~70を超えてくると底打ち感も強まりそう。

為替市場は、新たな材料は確認できないが、GBPUSDとEURUSDの売りが主導して、全体的にドルの買い戻しムードが強い展開となった。

GBPUSDの売り要因としては新鮮ではないが、今日29日はご存知の通り、英国がリスボン条約50条を発動、EU離脱手続きをスタートさせ「独立宣言」のような記念となるべく日を意識していているように思えてならない。GBPUSDは、27日の1.26台→28日の1.25台→1.24台→本日1.23台と続落傾向は止まらない。

メイ首相は離脱手続きの後に、数千のEIの規制を英国法に置き換える手続きをどのように進めるかについて詳細なプランを提示する方針でもある。

そして、メイ首相が容認するわけはないが、昨日は条約50条の発動を直前にして、スコットランド議会が英国からの独立を問う住民投票の再実施を支持することが決まっている。1.2380近辺は重要なポイントに思えるが、買い戻しも今のところ鈍い。

EURUSDは、27日の1.09台をピークに、1.08台→1.07台へと値を下げ、GBPUSDの売りがリードするユーロ売りにも引っ張られた動きへ。1.0760台の24日のボトム水準を維持できるか注目。