2017/03/29

2017年3月29日(水曜)欧州・米国市場の動き

2017年3月29日(水曜)欧州・米国市場の動き


英国はリスボン条約50条を発動し、EUに正式に離脱を通知、2年間の離脱手続きがスタートした。

米金利は軟調に推移、ダウ先物は下げから上昇に転じる。為替相場はユーロの弱さが目立ったが、EU離脱を通知したポンドは比較的堅調に推移し、豪ドル、NZドルも強く、円は最強で、USDJPYを含め円クロスでも強さが目立っている。

USDJPYは、アジア市場の111.30台を高値に110.70台まで下落。昨日の米金利の上昇による110.80台を超えた水準近くに逆戻りし、この水準がベースになるのか、注目すべき水準となっている。

弱さが目立っているEURUSDは、ギリシャ支援の合意が報道されるも、欧州委員会は確認できずと否定。EURGBPの売りの影響もあり今までのボトムとなっていた1.0800を割り込んだことで、ロングの投げが続いている。

今日は主要な米国発の経済指標も中古住宅販売保留件数指数に限られており、米国の現物株の動きを見守る必要があるが、昨日米金利の上昇要因ともなった、米国債の入札(7年債280億ドル)の午前2時ゴロを注目したい。


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ドンブレト独連銀理事=英国のEU離脱で複数の銀行がフランクフルトへの移転で協議。

ギリシャ支援=支援融資実行の条件である労働市場改革、歳出削減、エネルギー問題を巡り債権団と合意に達したとの報道があったが、欧州委員会報道官は、報道の内容は確認できないと発表。

東芝=傘下の米原子力大手ウェスチングハウス(WH)による米連邦破産法11条を申請。赤字額1兆円に拡大。


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