2017/03/23

2017年3月23日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き


2017年3月23日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

世界的な株価の下落が続く中で、23日の日経平均株価は+43.93(+0.23%)上昇するも、日銀の買いなどでようやくサポートされているようにも見受けられる。為替相場で円高傾向が続く状況では積極的な日本株高も難しいのかもしれない。

何れにしても、本日23日に米医療保険制度改革(オバマケア)の代替案(共和党法案)を下院本会議で採決。この結果次第ながら、市場の信頼を得るためには議会の積極的な支持が必要で、かろうじて採決されるようなら不安材料は消えず。

USDJPYは、昨日の米国市場の安値110.70台をボトムに、アジア・欧州市場の序盤は111円台を維持してはいるが、111.50台までの戻りが精いっぱいで、円高を心配せずに安心してみていられる状態ではない。本格的なUSDJPYの戻りを期待したくなる水準は112.50円を超えることが前提になりそう。

EURUSDは、前日の高値1.0820台が大きな壁となっており、1.0805近辺を高値に利食いの売り先行が続いている。ただし、1.0800を大きく割り込むことなく、この水準で維持している間は市場の強きムードは変わらず。この水準が維持できず、アジア市場の安値1.0780を割り込むと、さらに調整が強まる可能性も。


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FRBエコノミスト=経済成長が高い間に前年比3.0%程度の物価上昇を容認し、低水準が数年続いた物価上昇率が長期的平均で前年比2.0%を達成できるようにすべき。

下院情報特別委員会のデビン・ニューネス委員長(共和党)=匿名の情報筋の話として、トランプ米大統領の政権移行チームのメンバーの通信が、外国人を対象にした監視活動の中で、偶然傍受された可能性があると明らかにした。トランプ氏自身の通信が含まれる可能性もある。

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