2019/06/18

2019年6月18日(火)アジア・欧州市場序盤の動き

2019618日(火)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は下落、上海総合は下落から反発するも終盤にかけては再びマイナス圏へ。米10年債利回りは2.075%と下落、2年債も1.85%と低下。

基本は、FOMCG20サミットの米中首脳会談を見守る動きで、今日のアジア市場でも積極的な動きは感じられず。

AUDUSDは、0.6857を高値に豪中銀議事録から年内のさらなる利下げ観測が強まり、弱い豪第2四半期のウエストパック消費者信頼感指数も加わり、0.6833まで下落し先安感は強く意識された。ただ、64日に豪中銀が利下げを決定した以降、年内後2度の利下げ予想もあったことで下げ幅は限定的ながら、潜在的な売り圧力にさらされている。予想の段階ではFRBと同じ回数の利下げ期待が多数意見となっている。

USDJPYは、日本株安やクロスでの円高に押され、108.50を割り込んでからは大きな反発も見られず108.25近くまで続落。またしても、現時点では最近のレンジとなった108.2080のレンジを抜け出せず。いつもながらレンジの下限になる円高が強まるように見えるのだかそう簡単に円高は加速せず。

GBPUSDは、保守党党首選真っ盛り。ただし、ブレグジット行方は不透明でどこに着地するのか依然として不明で、結局のところ売り圧力を止められず。

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6:00       AUD 第2四半期 ウエストパック消費者信頼感指数=前期比103.5(予想 前回103.8 予想を下回る
10:30     AUD 第1四半期 住宅価格指数=前期比-3.0%(予想-2.6% 前回-2.4%)、前年比-7.4%(予想-6.9% 前回-5.1%) 予想外にマイナス幅が拡大し前年比では過去最大の下げとなった


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トランプ大統領
◎来週に米移民税関捜査局(ICE)が不法移民の送還を開始する。

米国防長官代行
◎中東地域での陸海空の脅威に対応する防衛上の目的で約1000人を派兵することを承認

豪中銀議事録(64日分) 予想外のハト派、年内2度の追加利下げ観測が強まる
◎失業率を改善し、賃金や物価の伸びを加速させるため、一段の利下げが必要になる可能性が高いとの認識を示した。
◎労働市場が更なる緩和の決定を考慮する上で特に重要となる、利下げは失業に対して効く唯一の選択肢ではない。
◎失業率の改善には利下げが唯一の策ではないとし、インフラ整備のための財政出動や経済改革の実施が必要。
◎金融緩和により家計債務が急激に拡大し、インフレが予想外に高進するリスクはほとんどない。
◎労働市場の余剰能力を踏まえると、物価や賃金の伸びを抑制している要因は当面続く

コモンウェルス銀行(CBA
◎年内にあと2回利下げがあると予想。

黒田日銀総裁(参議院財政金融委員会)
◎米中貿易摩擦の影響やそれを含めた中国経済の状況など、下方リスクが大きい状況にある。
1920日に予定している金融政策決定会合でも「しっかり議論していく必要がある。

ハモンド英財務相(プレスアソシエーションITV
◎メイ英首相の支出計画をめぐり辞任を準備

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