2019/06/23

今週の主な材料(6月24~28日)

今週の主な材料(6月24~28日)

ご存知の通り、28~29日の大阪G20サミットの米中首脳会談が今週の要。次に米・イランの緊張拡大の有無、FRBを含めた主要中銀の緩和の深度と金利の動向。

◎じらされながらも、G20サミットで米中首脳会談が開催されることが正式に決まり、トランプ米大統領と習近平中国国家主席との首脳会談の結果が、今週のメインイベントで間違いなし。

両首脳の顔を立て玉虫色の合意なのか? 決裂し貿易戦争がこのまま突き進むのか? それとも、休戦、停戦合意へと舵を切り替えることができるのか? 全てが結果次第。

米国では早くも完全に選挙モードに突入との報道も。今後は選挙にとって何が有利で何が不利かを考えながら相場を考えなければならない。

そう考えればトランプ大統領は、支持率拡大を狙い強権を発動し制裁関税第4弾の発動まで踏み込むよりも、対中追加制裁の自重を求める経済界から多数の声を汲み取り表面的に何らかの合意に動き、結果を先延ばしすることが考えやすいのでは! そうなれば・・・・・・・ドルの強さは減少される。

◎米・イランの緊張拡大はどこまで進むのか? 先週トランプ大統領はイランが米国のドローンを攻撃したことの報復として、イランへの部分的軍事攻撃に「GOサイン」を出し直ぐに「STOPを命じた」。 

G20サミットの開催中は米国側から事を起こすことはしないと考えている。もちろん、イラン側から事を起こせばG20の多数が結束して制裁に動く可能性も高く、それも考えにくい。ひとまず今週は平穏無事であることを願っており、予想通りとなれば相場にとってはニュートラルでは?

◎6月25日にパウエルFRB議長の発言が予定されている。FRBの利下げは、市場参加者の多くがそう思っており、先物市場では年内2~3回の利下げを織り込みながら現在に至っている。 いまさらパウエル氏が否定するとは思えないが、市場の過剰反応を抑えるような動きに反応しやすくなっているように思えてならない。

その他、今週の注目材料
6/23(日)トルコ・イスタンブール市長選のやり直し選挙、結果はどうなるか? TRY相場にとっての影響は非常に大きい。結果は日本時間24日の早朝に判明の見込み。
6/26(水)NZ中銀金融政策発表(政策金利1.5%の据え置きを予想しており、将来の利下げ観測は消えていないが直近のGDPは強く今後の見通しも意見が分かれる)
6/27(木)米第1四半期GDP・確報値
6/28(金)英第1四半期GDP・改定値、カナダ」GDP、米個人所得・個人消費支出

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