2019/06/06

2019年6月6日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年6月6日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

米・メキシコとの高官による話し合いは結論がでず今日6日に持ち越しへ。米中貿易交渉はG20での米中首脳会談待ちなのか特に進展は見られず。株安+債券利回りの続落傾向止まらず、リスク回避がテーマの動き。

日経平均株価はマイナスからスタートし上昇するも終盤にかけ失速し前日とほぼ変わらず、上海総合は失速し-1.17%の下げで安値圏で推移。米債利回りは何でょうで10年債じゃ2.10%台へ低下。

EURUSDは1.1220~36の狭いレンジから欧州勢の参入で若干買が優勢。イタリアの財政規律をめぐる問題は一朝一夕にいかず、EURにとって不安定材料で変わらず、ECB理事会とドラギ総裁の会見を目に動きにくいが早期利上げ期待は見られず。

GBPUSDは1.2669~95のレンジで独製造業受注は若干強く出るも動きは緩慢。ブレグジットを巡る英国の政治的・経済的な不安は深刻で(経済指標も弱さが目立つ)積極的にGBPの買いも限定的。

USDJPYは早朝の108.46を高値に日経平均株価も強さを維持できず、米債利回りは軟調で108.07まで続落。

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10:30    AUD 4月 貿易収支=48.71億豪ドル(予想50億豪ドル 前回49.49億豪ドル)

15:00    GER 4月 製造業新規受注=前月比0.3%(予想0.1% 前回0.6→0.8%)、前年比-5.3%(予想-7.2% 前回-6.0→-5.9%)

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トラプ大統領、米中貿易協議
◎中国との貿易協議は継続しているが、交渉上必要であれば3000億ドル分の対中関税をさらに引き上げる用意がある。中国はディール従っている。

トランプ大統領、米メキシ不法移民対策を巡る関税交渉
◎6月10日の関税5%適用を前にした5日の高官協議(ペンス副大統領、ポンペオ国務長官、エブラドル・メキシコ外相)は、不法移民対策に十分な進展が得られなかった、具体的措置の説明を期待し6日にもワシントンで協議を継続。
◎メキシコとの関税交渉は前進したが、まだ多くの措置が必要で、進展がなければ関税を発動する。
◎エブラドル・メキシコ外相は、会合は移民問題が中心議題となり、対メキシコ関税については協議しなかった。複数の選択肢が協議された。共通項を見いだすためには6日に詳細な検討が必要になる。

ZAR続落。
与党アフリカ民族会議(ANC)は利下げ圧力をかけているだけではなく、南ア準備銀行(SARB)の目標変更などを促進、中銀に圧​​力をかけている。しだしSARBは中銀の独立性の必要性を強調し、利下げに対してもインフレ率が高止まりしていることで慎重な姿勢を見せている。

メキシコ格付け引き下げへ
◎フィッチは「BBB+」→「BBB」に引き下げ、→ 成長は引き続きアンダーパフォームしており、米トランプ大統領により下振れリスクが拡大。
◎ムーディズは格付け見通しを、「安定的」→「ネガティブ」に引き下げた。

インド中銀予想通り今年3度目の利下げを実施。
レポレートを6.0%→5.75%、リバースレポレート5.75→5.50と0.25%引き下げ、政策スタンスを中立→緩和的に変更。成長度鈍化と消費、企業支出が低迷。→ 経済成長率は過去4年で最低水準へと鈍化。

イタリア財政規律
イタリア紙ラ・レプブリカは、ドムボロフスキス欧y集委員会副委員長は、イタリアが財政規律違反を巡る制裁手続きの発動を回避するには、今年と来年の財政赤字を大幅に修正する必要がある。「同盟」が支持している減税については、非常にコストがかさむ可能性があり、一段の財政悪化につながる。


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