2019/06/25

2019年6月25日(火)欧州市場前半の動き


2019625日(火)欧州市場前半の動き

欧州株は下げ幅を縮めるも小幅安で推移、米株はイラン問題を意識した一時の下げから回復中。米10年債利回りは一時1.988%までの低下から2.02%台まで値を戻すも、トレンドの変化とは思えず。

米中首脳会談29日(見込み)まであと4日、G20サミット(2829日)まであと3日、習中国国家主席が来日(27日)まであと2日。
◎トランプ氏はイランの最高指導者ハメネイ師や軍高官8人に制裁を科しイランは米国の行動を非難、ラブロフ・ロシア外相曰く「危険なシナリオに向かっている」とあり、市場は事態の深刻化を市場は懸念! 
◎米国は中国銀行大手3行が北朝鮮制裁に違反した疑いがあると指摘、3行は関与を否定。
◎トランプ大統領は「日米安保破棄の考えを側近に漏らす」と、ショッキングなブルームバーグ報道があった、米国サイド、日本サイド共に否定。ただし、「火のないところに煙は立たず」の格言通り、G20サミット、日本の参議院選後のトランプ大統領の発言が最大のリスク。

為替相場は、明日の未明午前2時からパウエルFRB議長の発言が控えれており、明日未明の最大関心事。相場は2極化し、AUDNZDは弱く、JPYCADが小幅高へ。

USDJPYは、米国・イランの緊張拡大、日米安保破棄の考えとの報道(後で指定)、

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トランプ大統領、日米安保破棄の考えを側近に漏らす(関係者・ブルームバーグ)https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-25/PTMUOE6TTDS801?srnd=cojp-v2
◎日米安保条約は米国にとって不公平と考えている。
◎大統領は条約破棄に向けて実際に措置を取ったわけではない
◎政権当局者らもそのような動きは極めてありそうもないことだと認識
→ 菅官房長官は「日米安保破棄で報道にあるような話は全くない」と否定。

トランプ大統領、ホルムズ海峡の船舶防衛は自国で
◎中東のホルムズ海峡の原油輸送路防衛を米国が担っている状況に疑問を投げかけた。日本や中国の石油タンカーも同海峡を通過しているとして、防衛は自国で行うべきだとの見解を示した。
◎「なぜわれわれが代償もなしに他国のために長年にわたって輸送路を守っているのか。そうした国々は全て、自国の船を自ら守るべきだ」とツイート。ツイートの中でトランプ氏は、中国が91%、日本は62%の原油をホルムズ海峡経由で輸入していると記した。

ボルトン米大統領補佐官
◎制裁などの圧力でイランは交渉の場に引きずり出されるだろう
◎イランは核プログラムを巡る米国との協議のドアを開くべき
◎イランとの交渉の扉はなお開いている。

米紙ワシントン・ポスト(中国の銀行による北朝鮮制裁違反に関して)
◎米国の裁判所判事が中国の銀行3行について北朝鮮制裁違反に関する調査で召喚状に従わなかったと判断し、これにより3行が米国の金融システムから遮断される可能性があると報じた。
◎招商銀行、上海浦東発展銀行、招商銀行の株価はそれぞれ大幅安値で中国株の下げが目立つ。→ 3行はこの件を否定し株価も下げ幅を縮め

デギンドスECB副総裁
◎ユーロ圏の銀行セクターの収益性は低く、景気減速が同セクターの見通しをさらに悪化させる可能性がある。

英ジョンソン氏「合意なき離脱」を英議会は支持
EUからの「合意なき離脱」を今や英議会が支持する。
◎欧州議会選での保守党および最大野党・労働党の大敗は、EU離脱をやり遂げることを下院議員らに決意させた。
◎さっさとやらなければ有権者から致命的なしっぺ返しを食らうことも両陣営の下院議員は分かっているのではないか。

イラン当局(イラン学生通信(ISNA)が外務省のムサビ報道官のコメントとして報道)
◎米政府によるイラン指導者の資産凍結などの新たな制裁について、外交的道筋が永遠に立たれたことを意味する。
◎トランプ政権は世界の平和と安全を維持するために設けられた国際的メカニズムを全て破壊しようとしている

ロウハニ・イラン大統領
◎ホワイトハウスの行動は困惑させ、無意味
◎米国の制裁はワシントンの絶望を映している
◎最高指導者ハメネイ師への米制裁は失敗する

ラブロフ外相
◎イランを巡る状況は危険なシナリオに向かっている

渋谷・政策調整統括官
◎日米通商交渉の実務者協議で工業品と農産品の議論を行った
◎日米貿易交渉について、お互いの立場が理解できた


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