2019/06/21

2019年6月21日(金)欧州・米国市場序盤の動き

2019年6月21日(金)欧州・米国市場序盤の動き


トランプ大統領はイランへの攻撃を命じて直後に中止を命じる。裏では(表?)オマーンを通じて応召へ。ダウは50ポイントの範囲で上下変動し振出に逆戻り。米債利回りは下げから始まり2.056%と上昇へ。

為替相場は強弱混在で、EURUSD、NZDUSD、AUDUSDが上昇、逆にGBPUSD、AUDUSD、NZDUSD、USDCADと強さは感じられず。リスクに敏感はUSDJPYとUSDCHも今日は小幅ながら上昇。」

ローゼングレン・ボストン連銀総裁は、邦銀の高水準のローン担保証券(CLO)に懸念を表明。ブラード・セントルイス連銀総裁、FOMCで利下げを支持したことに関して低インフレと経済成長見通しを巡る不透明感により利下げが正当化されると感じたと説明、

28~29日のG20サミットの米中首脳会談の成果(?)を見守るまでは積極的に動けないが、直近のリスク回避の動きから今日はその動きは見られず、総合的な反応はドル買いが反応。

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16:15    FRN 6月 総合PMI・速報値=52.9(予想51.4 前回51.2)、製造業PMI・速報値=52.0(予想50.9 前回50.6)、サービス業PMI・53.1(予想51.6 前回51.5)→ 予想を上回る

16:30    GER 6月 総合PMI・速報値=52.6(予想52.5 前回52.6)、製造業PMI・速報値=45.4(予想44.6 前回44.3)、サービス業PMI・55.6(予想55.3 前回55.4)→ 予想を上回る

17:00    EUR 6月 総合PMI・速報値=52.1(予想52.0 前回51.8)、製造業PMI・速報値=47.8(予想48.0 前回47.7)、サービス業PMI・53.4(予想53.0 前回52.9)→ 製造業は弱いもサービス業は強い

21:30    CAD 4月 小売売上高=前月比0.1%(予想0.2% 前回1.1→1.3%)、除く自動車前月0.1%(予想0.4% 前回1.7→1.8%)予想と前回を下回る

22:45    USD 6月 総合PMI・速報値=50.6(予想 前回50.9)、製造業PMI・速報値=50.1(予想50.5 前回50.5)、サービス業PMI・50.7(予想51.0 前回50.9)→ 予想を下回る

23:00    USD 5月 中古住宅販売件数=前月比2.5%(予想1.2% 前回-0.4→0.0%)、件数534万件(525万件 前回519→521万件)

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トランプ大統領(NYタイムズ=ホワイトハウス高官)、トランプ氏がツイッターで)
◎米軍偵察機を撃墜したイランに対する報復爆撃をいったん承認してから、間もなく(10分前)に中止し。

関係者、トランプ大統領によるイラン攻撃に関して
◎トランプ大統領は戦争を望んでおらず協議をしたいとの考えを伝え、イラン側に短時間での対応を求めた。
◎オマーンを介してイランに警告にイランとの協議再開を求める。

イラン外務省
◎米国のライトナー駐イラン・スイス大使を外務省に招いた。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
FOMCで0.5%の利下げを支持

ローゼングレン・ボストン連銀総裁(講演)
◎1990年代後半の日本の金融危機の前に「ストレステスト(健全性審査)」や、貸付損失吸収に備え資本上積みを求める「カウンターシクリカル資本バッファー(CCyB)」などの措置を大手銀行に対して講じていれば、日本は危機の影響を限定することができたのではないか。
◎日本の銀行の一部は懸念となる、高水準のローン担保証券(CLO)を取得しているとローゼングレン総裁は分析。「低利回り環境と相まった利回り追求を狙ったと受け止められる動きは、将来的に万が一世界的なリセッションに見舞われた場合、日本の銀行が引き続きレジリエンスを保ったままでいられるか重要な疑問を生じさせる」と警戒感をにじませた。
◎時間の経過や、より良い政策の導入にもかかわらず、日本の銀行システムは今や再び、景気悪化時に脅威にさらされかねない状態にあると論じることができるのではないか

債券利回りは低下し、利回りマイナスの債券残高は世界で初めて13兆ドル台へ拡大。
◎今週、ゼロを下回ったのはオーストリアとスウェーデン、フランス。日本とドイツの金利も過去最低を更新し、世界的な債券高を受けてウォール街も米国債利回り1%割れのシナリオを思案し始めた。

クラリダFRB副議長
◎欧州や日本は彼らが望む水準からは遠い状況
◎最近6~8週間で不透明感が高まっている
◎貿易に関する不透明感がセンチメントの重石となっている
◎米金融当局の独立性が脅かされているとは考えず

ブラード・セントルイス連銀総裁(FOMCで利下げを支持したことに関して)
◎低インフレと経済成長見通しを巡る不透明感により利下げが正当化されると感じた
◎インフレ指標は昨年末以降、大幅に低下しており、2%を約0.4~0.5%下回っている。
◎予想インフレ率の一段の低下と、高い下振れ圧力に見舞われて減速する経済に対する保険になると考えた
◎弱いインフレの要因は一時的なものではないと思う

ドラギECB総裁(EU首脳に向け)
◎追加刺激策が必要、減速の兆候が増している、経済の回復は予想より弱い

カーニーBOE総裁
◎多くの英国企業はブレグジットの準備ができていない。
◎英国が語彙なきEU離脱で、貿易関税を回避できるとするジョンソン前外相の主張を否定

コンテ・イタリア首相
◎債務問題でEUと協議しているが、EUの成長予測は間違っており、間違えた予測に基づく決定で受け入れられない。

サルビーニ・イタリア副首相
◎少なくとも100億ユーロの減税を実現できなければ、政権から去る

EUはトルコにキプロス沖の天然ガス開発をめぐり制裁を警告
◎トルコがキプロス沖に2隻目の掘削船を出航させたことを受け。

香港政府
◎逃亡犯条例の廃案受け入れを表明

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