2019/06/25

2019年6月25日(火)アジア市場の動き

2019625日(火)アジア市場の動き

米中首脳会談29日(見込み)まであと4日、G20サミット(2829日)まであと3日、習中国国家主席が来日(27日)まであと2日。前日にトランプ氏はイランの最高指導者ハメネイ師や軍高官8人に制裁を科したことを受け、イランは「外交的道筋が永遠に立たれた」警告し事態の深刻化を市場は懸念! 米国は中国銀行大手3行に北朝鮮制裁に違反した疑いがあると指摘、中国株安の一因となる。

結果、日経平均株価、上海総合は下落し、米債は買われ利回りは低下し、米10年債利回りは一時1.9868%まで下落してからやや反発。

為替相場はリスク回避の円が選択され円高へと動き、USDJPYは一時106.78まで下落から107円近辺で推移。円はNZDJPYを除き円高へ。NZDUSDは早朝のNZ貿易収支が予想外に強かったことをうけ前日の高値0.6626を上抜けてからは買圧力が強まり一時0.6653まで上昇し0.6640台で推移。

個人的には、トランプ氏が「日米安保破棄の考えを側近に漏らす」
(関係者・ブルームバーグ)https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-25/PTMUOE6TTDS801?srnd=cojp-v2 こちらのほうは可能性が低いとは言え、よりサプライズ。日米通商協議前のディールだけであってほしいが、どうする!


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7:45       NZD 5月 貿易収支=前月比2.64NZドル(予想2NZドル 前回4.33→3.83NZドル)、輸出=前月比58.1NZドル(予想56.1 前回55.50NZドル)、輸入=前月比55.4NZドル(予想54.0 前回51.10→51.2NZドル)

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トランプ大統領、日米安保破棄の考えを側近に漏らす(関係者・ブルームバーグ)https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-25/PTMUOE6TTDS801?srnd=cojp-v2
◎日米安保条約は米国にとって不公平と考えている。
◎大統領は条約破棄に向けて実際に措置を取ったわけではない
◎政権当局者らもそのような動きは極めてありそうもないことだと認識

トランプ大統領、ホルムズ海峡の船舶防衛は自国で
◎中東のホルムズ海峡の原油輸送路防衛を米国が担っている状況に疑問を投げかけた。日本や中国の石油タンカーも同海峡を通過しているとして、防衛は自国で行うべきだとの見解を示した。
◎「なぜわれわれが代償もなしに他国のために(長年にわたって)輸送路を守っているのか。そうした国々は全て、自国の船を自ら守るべきだ」とツイート。ツイートの中でトランプ氏は、中国が91%、日本は62%の原油をホルムズ海峡経由で輸入していると記した。

英ジョンソン氏「合意なき離脱」を英議会は支持
EUからの「合意なき離脱」を今や英議会が支持する。
◎欧州議会選での保守党および最大野党・労働党の大敗は、EU離脱をやり遂げることを下院議員らに決意させた。
◎さっさとやらなければ有権者から致命的なしっぺ返しを食らうことも両陣営の下院議員は分かっているのではないか。

イラン当局(イラン学生通信(ISNA)が外務省のムサビ報道官のコメントとして報道)
◎米政府によるイラン指導者の資産凍結などの新たな制裁について、外交的道筋が永遠に立たれたことを意味する。
◎トランプ政権は世界の平和と安全を維持するために設けられた国際的メカニズムを全て破壊しようとしている

中国銀行大手3行は米国による北朝鮮制裁に違反した疑いがある
◎招商銀行、上海浦東発展銀行、招商銀行の株価はそれぞれ大幅安値で中国株の下げが目立つ。

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