2019/06/24

2019年6月24日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年6月24日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

ここまで来たらG20サミットに合わせた米中首脳会談の結果待ち!

週明けの月曜日のアジア市場は、週末に米バラド基地の民間スタッフ400人が避難し米国とイランの対立を懸念した動きは変わらず。また、英保守党党首選ではジョンソン氏が交際相手と口論し通報され支持率がやや低下、また2候補共に10月31日の離脱を主張、合意なきEU離脱のリスクは消えず。そのためGBPの動きはさえない。

その中で、週末のトルコ・イスタンブール市長選のやり直し選挙は野党候補が勝利し、エルドアン大統領の威厳は失墜、朝からTRY買いが強まる。また、ロウ豪中銀総裁は「誰もが緩和に動けば為替相場の効果は相殺される」と発言、また「追加緩和が達成できる効果には限界がある」とも発言、含む意味は不明ながら市場の反応は一時AUD買いへと動く。

日経平均株価は小幅高、上海総合は終盤にかけて上昇、原油価格も上昇、米債利回りは下げ幅を縮めるも弱含みで推移と、相変わらず株高+債券高(利回り低下)のある意味では歪な状態。

為替市場は、AUD、NZD、ZARの上昇が目立ち、CADも健闘しており、全体的にAUD+CADは上昇傾向にある。EURUSDも先週末に1.1300を越え、アジア市場では1.1360~80台で推移と動きは緩慢ながら強さが目立っている。USDJPYは107.27をボトムに大枠107.30~50のレンジで動き事態は底堅いが、急伸することも考えにくく、米中首脳会談の結果を見守る以外なさそう。

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トランプ政権WSJ紙
◎米国内で使用する5G移動通信システム機器を、中国依頼で設計・製造されたものに限定することを義務付けることを検討。

トランプ大統領
◎パウエルFRB議長を降格させると脅したことはないとした上で、「私が望んでいればそうすることもできた」
◎「私は彼の行動に不満だ
◎「彼が良い仕事をしてきたとは思わない」


ハント英外相(保守党党首候補)
◎10月31日になり、交渉がまとまる見込みがないなら離脱する。

ジョンソン英前外相
◎10月31日までにEUを離脱することは可能、しなければいけないし、そうする。


ロウ豪中銀総裁
◎追加緩和が達成できる効果には限界がある。
◎世界経済については、減速しているがそれほど悪くない状況。
◎欧州の銀行がリスク要因
◎誰もが緩和に動けば為替相場の効果は相殺される

中国商務省高官
◎中国と米国の通商担当チームは、協議を行っている