2019年6月4日（火）アジア・欧州市場序盤の動き
昨日の米国市場から続くGAFAの反トラスト法違反の疑い、FRBの7月利下げ思惑と、貿易摩擦で中国は米国を批難、米国は反論し中国を非難と毒舌合戦に！
日経平均株価はマイナス幅を縮めるも水面下を脱出できず。上海総合は続落で上昇できず。米債利回りは上昇傾向を維持できず小幅な上昇にとどまり、原油価格は53ドルと上昇を復活できず。
為替相場は、小幅ながらドル売りが優勢で円も強く、昨日上昇が目立ったNZDUSDは小幅低下で、他はドル売りの流れを継続。
AUDUSDは、注目の豪中銀は期待と予想通り、政策金利を0.25％引き下げ、声明からは今後の動きのヒントは得られず。サプライズはなかったが、次回の利下げを示唆する文言も感じられず、「2.75％程度の成長になるというのが中心シナリオ」との部分が気になった。直後の相場変動も限定的ながら前日の高値0.6983を上抜け0.6993まで上昇し、0.7000を試す絶好の位置となった。焦点はロウ豪中銀総裁の非公開のメンバー向けの講演から予定外にマスコミに特別に設定された質疑応答へ。
USDJPYは、前日の108.45～50が上値の重要なポイントとなり、早朝からは108.07を高値に107.86まで下落。上値は重く緩やかに上値を切り下げている。EURUSD、GBPUSD、AUDUSDと上昇幅は0.02～0.16％と大きな変化は見られないが、前日NY市場の高値をトライしながら上昇傾向を維持し上値を試す動きが続いている。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
10:30 AUD 第1四半期 経常収支＝－29億豪ドル（予想－29億豪ドル 前回－72→－62億豪ドル）
10:30 AUD 4月 小売売上高＝前月比－0.1%（予想0.2％ 前回0.3％）
13:30 AUD 豪中銀金融政策発表＝政策金利1.5％から0.25％引き下げ、1.25％を決定、予想通り
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
