2019/06/03

2019年6月3日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年6月3日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

リスク回避の流れは止まらず! 債券利回りは低下、株価は下落、為替相場はドル売りの流れで、CHFとNZDは健闘。

週末の報道を見ても米中貿易戦争は報復合戦が止まず、中国は貿易協議に関する白書で「貿易協議の中断を米国の責任」と主張、中国国防相は貿易摩擦について「彼らが戦うことを望むなら、中国は最後まで戦う」と強硬発言。商務次官は「中国が既に同意していた通商合意の一部を撤回したとの米国側の主張を否定」。

トランプ大統領は、輸入関税についてのメキシコ代表団との話し合いで、合意に達しない場合は「メキシコからの輸入品に関税を課すことは全く問題がない」と発言。

日経平均株価は-190.31(-0.92%)と下落、上海総合もプラス圏を維持できず小幅低下、独DAX、英FTSE100は下落からスターとし弱含みで推移し、ダウ先物も弱い。米債利回りは欧州時間に入り下げ幅を加速し10年債は2.08%台、2年債も1.85%台へと下落。

USDJPYは、108.07~38のレンジで、株安の動きにも関わらず108.00の壁は厚く、いつもながら1円単位で大台がサポートされる流れが続き、引き続き戻り売りの流れは変わらず。

EURUSDは、1.1160~1.1190のレンジで、一時前日の高値を上回るも1.1200を意識しているのか伸びも限定的。ユーロ圏各国の製造業PMI・改定値も速報値と変わらず、特に材料は見当たらず。

AUDUSDは、0.6927~0.6960のレンジで、前日の高値0.6940台を超え買い強まる。豪第1四半期の企業の総営業利益は、鉄鉱石価格の急騰が利益に寄与し前期比1.7%と増加。賃金と在庫も増加しているとのことで、豪中銀の利下げの予想はひっくり返ることはないが次回のGDP数字が気になる。


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10:45    CNY 5月 Caixin製造業PMI=50.2(予想50 前回50.2)

15:30    CHF 5月 消費者物価指数=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.2%)、前年比0.6%(予想0.6% 前回0.7%)、HICP前月比-0.2%(予想 前回0.6%) HICP前年比0.5%(予想 前回1.1%)

16:00    TRY 5月 消費者物価指数=前月比0.95%(予想1.32% 前回1.69%)、前年比18.71%(予想19.25% 前回19.5%)
16:30    CHF 5月SVME購買部協会景気指数=48.6(予想48.8 前回48.5)

16:50    FRN 5月 製造業PMI・改定値=50.6(予想50.6 前回50.6)

16:55    GER 5月 製造業PMI・改定値=44.3(予想44.3 前回44.3)

17:00    EUR 5月 製造業PMI・改定値=47.7(予想47.7 前回47.7)

17:30    GBP 5月 製造豪PMI=49.4(予想52.0 前回53.1)


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