2019/06/29

最近のIMMポジションから見えること(6月29日)

最近のIMMポジションから見えること(6月29日)

集計日が6月25日の最新データでは、直近の7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のIMMポジションではトータルのネットポジションは通貨のショートで変わりないが、前週の大幅減少に続き4週連続し前週比で通貨のショートが減少しており集計日の数字からはドルに対しての信頼感の低下を推測できる。

前週は円とユーロのショートが急減(ロングが前週比で急拡大)、相場の変化の可能性を指摘したが、結果を見てもドルインデックスは2週間前97.572→96.220、先週は96.22→96.13と2週連続し低下していた。

ユーロは先週の大幅なユーロ買に変化した反動なのかユーロは前週比でショートが若干拡大へ。円は集計後に円売り方向へと舵を切っているが、集計日だけを比較すると小幅ながら前週比でショートが減少し、円のネットポジションは今回のステージで4月30日の-99,599をピークに-10,147まで減少し昨年6月19日にロングからショートへ変化して以来となる最小値まで低下している。

注目はカナダドルで、トータルではショートと変わりないが、前週比では-23,281コントラクショートが減少し、一日の減少幅は7月11日の-30,768以来の大きな変化でカナダドルが選好されており、今後の展開を注目している。

ポンドはネットポジション-58,937コントラクトで、前週比では-6,373コントラクトと2週連続してショートが拡大。4月16日に一時ショートからロングへと変化して以降では最大となっており、ブレグジットのリスクを意識し市場のポンド先安センチメントに大きな変化は見られない。豪ドル、スイスフラン、NZドルは前週比と大きな変化は見られず。

※今まで、7通貨の個別ポジションや変化などを記載していましたが、別表から判断でき記載は割愛します。

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