2019/06/10

2019年6月10日(月)欧州・米国市場序盤の動き

2019年6月10日(月)欧州・米国市場序盤の動き


週明け月曜の欧州市場も、先週末の弱すぎる米雇用統計を受けた年内複数の利下げ観測による、米株高と、米債利回りの低下、ドル売りの流れから、米国の対メキシコ制裁関税で条件とされた農業貿易の取り決めを複数のメキシコ当局者は否定。黒田日銀総裁は副作用に配慮しながらも大規模緩和が可能とあり。また、副作用を避けるために様々な対応を組み合わせるとあり、ZARJPY,NZDJPYは売り圧力が続いている。


NY市場の序盤には債券利回りの上昇力が弱まり、結果としてドル買いから売りへと変化するも共に続かず、結局はドル買いが続く。とくにNZDUSDの売りは-7.0$近くの下げで、AUDUSDも弱い。

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トランプ大統領
◎中国と米国は合意がないことは、追加緩和を意味する。
◎「もし習・中国国家主席がG20サミットに参加しなければ、中国への追加関税は直ちに発動されるだろう。
◎中国との貿易交渉は順調にいくだろう
◎もしメキシコが合意事項を破ったら、制裁関税は復活する。
◎中国と通商合意に達しなかった場合、中国製品への追加関税を今月、G20首脳会議後に発動する用意があると述べた。

デギンドスECB副総裁
◎10日、景気が減速する中でもインフレ率を目標に押し上げるためにすべての政策ツールを調整する用意があると述べた。世界的な景気減速がユーロ圏の重石となっている。インフレ期待は停滞している。

ブレグジットを巡る動き
◎英国の経済ファンダメンタルズは非常に強い。
◎ゴーブ環境相について全幅の信頼を置いている。英内閣は10月31日までにEUを離脱すると確信すべき。
◎合意の上で離脱したいが、合意なき離脱も受け入れる

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21:30    CAD 5月 雇用統計: 失業率=5.4%(予想5.7% 前回5.7%)、雇用者数=2.77万人(予想0.55万人 前回10.7→10.65万人)、労働参加率=65.7(予想65.8 前回65.9)、フルタイム2.77万人(予想0.9万人 前回7.3万人)、パートタイム0.0万人(予想0.5万人 前回3.36万人)→ 失業率は予想外に改善、雇用者数も予想を上回る。

21:30    USD 5月 雇用時計:失業率=3.6%(予想3.6% 前回3.6%)、非農業門雇用者数=7.5万人(予想18万人 4月26.3→22.4 万人 3月18.9 →15.3万人)、労働参加率=62.8%(予想 前回62.8%)、時間当たり賃金=(予想 前回27.77ドル、平均時給=前月比0.2%(予想0.3% 前回0.2%)、平均時給=前年比3.1%(予想3.2% 前回3.2%)、平均週間労働時間=34.4時間(予想34.5 前回34.4)、労働参加率=62.8%(予想 前回62.8%)

23:00    USD 4月 卸売在庫=前月比0.8%(予想0.7% 前回0.7%)、卸売売上高=前月比-0.4%(予想0.2% 前回2.3%)

4:00    USD 4月 消費者信用残高=前月比予想130億ドル 前回102.8億ドル

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