2019/06/27

2019年6月27日(木)欧州・米国市場序盤の動き

2019年6月27日(木)欧州・米国市場序盤の動き

3年ぶりの低水準と弱さが目立つユーロ圏景況感指数、予想を上回る独CPI、米GDP確報値は個人消費が弱いがGDPは前回と変わらず。日中首脳会談は友好時に無事に終わるも相場への変化は見られず。

29日の午前11時半の米中首脳会談待ちで、側近からは何らかの合意を期待する発言と中国からは貿易戦争解決に向けた条件をトランプ氏にするも、トランプ氏からは相変わらず強硬は発言と混在。

米株は上昇からスタートし直ぐにマイナス圏へと下落。米債利回りは「米中貿易戦争の休戦合意の可能性との報道」に

USDJPY相場は、米財務長官から米中貿易戦争の休戦合意の可能性との報道に、一時円売りが強まり108.16まで上昇するも、現時点ではほぼ元の水準に逆戻り。

EURUSDは、1.1348~1.1382のレンジで上下するも方向感定まらず。引き続き200日MA=1.1346を意識しながらも下値トライのリスクは変わらず。

AUDUSDは、引き続き米中貿易摩擦の影響を強く受ける可能性は高く、29日の米中首脳会談を見守る動きは変わらず。ただし、大枠8連騰中で、75日MA=0.7015を超え事ができるか? 引き続き大枠0.6940~0.7010のレンジを意識。


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21:00    GER 6月 消費者物価指数・速報値=前月比0.3%(予想0.2% 前回0.2%)、前年比1.6%(予想1.4% 前回1.4%)→ 予想を上回る

21:30    USD 第1四半期GDP・確報値=前年比3.1%(予想3.1% 前回3.1%)、個人消費=前年比0.9%(予想1.3% 前回1.3%)、デフレーター前年比0.6%(予想0.8 前回0.8%)、コアPCE・デフレーター=前年比1.2%(予想1.0% 前回1.0%)→ 個人消費は予想を下回るも、GDPは予想と前回と変わらず、為替相場は大きな変化は見られず

21:30    USD 週間新規失業保険申請件数=22.7万件(予想21.9万件 前回21.6万件)予想より弱い

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中国当局者(WSJ紙)
◎習近平国家主席が、貿易戦争解決に向けた条件をトランプ米大統領に提示する計画。
◎中国政府は、ファーウェイへの米国技術売却禁止を米国政府が撤回するよう主張。中国製品に対する制裁関税の全面撤廃を要求。
◎中国の米国製品購入拡大も積み増す。

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト
◎G20サミットに合わせ貿易戦争の一時休戦で合意

トランプ大統領
◎日米首脳会談を前にして、FOXテレビのインタビューで、「世界中のほぼ全ての国が米国を大いに利用している。日本も利用している」と述べ、日米安保条約について「日本が攻撃されれば米国はどんな犠牲を払っても戦う。しかし、米国が攻撃されても、日本はわれわれを助ける義務はない」と不満を示した。

ジョンソン前外相(26日)
◎昨日は「合意なき離脱の準備は必要だが、起きる可能性は100万分の1だ」と考えを変更。

英保守党党首選
◎ハント外相とジョンソン前外相との支持率接近から逆転の可能性も。

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