2017/05/09

20170509 欧州・米国市場序盤の動き

20170509 欧州・米国市場序盤の動き

仏大統領選が終わり二日目の為替市場は、今までの通貨間の異なる値動きも収まり、主にドル高傾向が続いている。

EURUSDとGBPUSDは、仏大統領選後の政局の安定、英国EU離脱交渉の安定化など、異なる材料に上昇していたが、直前までの上昇による反動の売りが本日も続き、続落。

USDJPYは円の弱さが目立つ。日米金利差の拡大や本邦機関投資家の積極的な海外投資も始まり、112.30を超えてからは上昇が止まらず。ついに114円台となるも達成感は見られず。とはいうものの115円という重要な節目は簡単に超えるとも考えにくい。

AUDUSDは続落傾向からの変化を期待するも、結果が現れず。早朝の小売売上高が予想外に弱く、豪ドル売りがスタートし、豪予算案の発表直後は若干売りへと動くも、財政収支を黒字に転換させる方針が評価されたのか不明ながら、相変わらず豪ドル買いは弱い。

USDCHFも昨日の1%超の大幅上昇に続き、今日も続伸しCHFの弱さが目立っている。USDCADも上昇し

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オーストラリア政府予算案=4年以内に財政収支を小幅ながら黒字に転換させる方針。モリソン財務相は、2020/21年度の財政収支を74億豪ドルの黒字に転換させると表明。海外の多国籍企業や国内の収益性の高い主要銀行に対しての増税へ。

オーストラリア政府予算案=750億豪ドル規模のインフラ整備計画を盛り込んだ。モリソン財務相は道路や鉄道、空港に関連する公共事業が成長を支えると表明。インフラ建設で数千人に及ぶ雇用が生まれると説明した。来年度の財政赤字は294億豪ドルとの見通しも示した。民間のエコノミスト予想を若干上回る水準となる。


ライアン米下院議長=税制改革めぐりトランプ大統領と見解一致。