2017/05/09

2017年5月9日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年5月9日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き


日経平均株価は急騰した前日の反動なのか、-52.70(-0.26%)と小幅安で終了、欧州株は強含みで推移。

さて、為替市場は、アジア市場で発表となった豪小売売上高が予想外に弱く一時1月10日来の安値となる、0.73350台まで下落。AUDJPYも一時83.20近くまで下落から83.60台まで値を戻しているが、引き続き上値は重く、続落傾向が止まらない豪ドルに対して失望感が強い。

USDJPYは、昨日の円ショートの調整に一時値を下げた112.40円近辺をボトムに上昇傾向は変わらず。113.10台をボトムに再上昇が始まり、113.50を上抜けしてからは短期投機筋の円ロングの巻き戻しが加速、一時113.70円近くまで上昇し。買えないリスクが徐々に気になり始めている。

一方、USDCADは1.3710近辺を高値にし、原油価格が強含みで推移していることが要因なのか判明しないが、一時1.3660台まで下落し、ナダドル高が進み、昨日弱さが目立ったUSDCHFは引き続き上昇を続け、ドル高をリードしている。

EURUSDは、昨日早朝の1.1020台を高値に続落傾向が続き、本日は1.0930台を高値に、独鉱工業生産や独貿易収支にも一向にEURを買う動きは見られず。1.0900台ぎりぎりまで続落、来日中のウェーバー・前独連銀総裁の「ECBは6月にも声明での緩和バイアスの文言を一部変更し、9月にはテーパリングを発表する見込みが高く、ユーロ相場は当面反発へ」との発言は気にする気配も見られず。ただし、1.0800~50はテクニカル的にも重要ポイントで下げ止まることを期待している。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ウェーバー・前独連銀総裁=ECBは6月にも声明での緩和バイアスの文言を一部変更すし、9月にはテーパリング(量的緩和の段階的な廃止)を発表する見込みが高く、ユーロ相場は当面反発へ。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※