2017/05/11

2017年5月11日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年5月11日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

NZ中銀のサプライズも終わり、BOE待ち! 政策金利0.25%、資産買い入れ枠4,350億ポンド、社債買い入れ枠100億ポンドの据え置きを予想。さらに議事録公表と、四半期インフレ報告も控えている。

日経平均株価は2万円の大台は預けながら、19961.55+6146+0.31%で終了、2万円の大台は値も前。相変わらず10年債利回りは0.05近辺で変わらず。

為替相場は、早朝のNZ中銀の予想外のハト派発言に急落したNZドル(含むクロス)を除けば、カナダドルは原油価格の上昇にもかかわらず弱く、やや不思議な動きとなっている。

USDJPYは、114円台を維持していることで、底堅さが感じられる反面、アジア市場で114.30台を高値に、NZDJPYの売りやAUDJPYの売りに下げ圧力が一時強まる。欧州市場に入り、EURJPYの上昇もあり、やや持ち直すも短期投機筋のポジションが円ショートに傾きつつある中で、ショートの利食いのチャンスが減ってきているのが気になる。
基本は押し目買いで変わらず、113.50円を割り込んだら撤退。  

AUDUSDは、裏切られやすい通貨ながら、NZDUSDの急落にも下げ幅は0.7330台までと限定的で逆に強さがみられる。0.75を超える大幅な上昇は直ぐには期待していないが、0.74台を回復できるか見極めたい。

GBPUSDは、今夜のBOE金融政策委員会次第! どちらに動くはわからないが、テクニカルでは1.2800が重要なポイントで、これを割り込むまではポンドブル相場は変わらず。目先は1.2880~00が下値のターゲット。

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NZ中銀=政策金利を 1.75%に据え置く。NZ中銀声明=当面は金融政策の中立スタンスを維持する方針を示す。政策は相当な期間緩和的だろう。2月以来のNZドル下落は勇気づけられる。 不確実性残り、政策は調整必要な可能性。インフレ率は2019年2Qに2%と予想。インフレ率は18年1Qに1.1%に鈍化と予想。

マクダーモットNZ中銀総裁補=基調インフレ期待は3カ月前から大きく変わっておらず、金利に対するバイアスは中立。様々な声があり、一部の人は誤解している。第1四半期CPI前年比2.2%の上昇は、変動の激しいガソリンと食品の値が李という、一時的な要因で、総合インフレ率は中期的に1~3%の中間値にある。


ウィーラーNZ中銀総裁(11日議会の委員会)=利上げを検討する以前にインフレが上向いている証拠を確認する必要がある。

米上院情報委員会=コミー氏を来週16日の非公開の公聴会に出席するよう要請。

仏主要政党=中道系のマクロン前経済相の勝利を受け,
今までの二大政党制が崩れ、右派、左派双方の主要政党では混乱が続いており、6月の国民議会(下院)総選挙に向けた態勢づくりが進まない状況となっている。

コミーFRB長官の突然の解任は、5月3日のクリントン元国務長官の私用メール問題に対するコミー氏の対応について証言が求められていた、上院司法委員会での証言内容を大統領らに事前に知らせることを拒否したことだった。

米上院情報特別委員会(10日)=トランプ政権の大統領補佐官(国家安全保障担当)だったマイケル・フリン氏に対し、ロシアに関する記録の文書を求める召喚状を発行。