2017/05/19

2017年5月19日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年5月19日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末の金曜日。トランプ大統領のドタバタ劇は続くも、強い米経済指標、株高+債券価格の安定に、超悲観的なムードは弱まるが、火種は残ったままたで、投機的な売買が続きそうなムード。ただし、打たれ強いトランプ氏が生き残る可能性も気になる。

日経平均価格は+36.90(+0.19%)上昇。欧州株の総じて上昇している。本日は、カナダのCPIと、小売以外重要と思われるイベントも少ない。

USDJPYは、111.10~50円の安定レンジを維持するも、クロスではEURUSD+GBPJPYの上昇の影響に円売りムードが強い。110円割れでは買いたい市場参加者は多く、先日失敗した115円トライは相当抵抗がありそうで、この狭いレンジが暫く続くのでは?

EURUSDは、1.1100を若干割り込むもほぼボトムに、底堅い展開が続く。6月2日のECB理事会では政策変更は期待していないが、フォワードガイダンスの見直しを話会う可能性は強い。昨日の議事録でも「経済情勢の進展あればガイダンス調整することを検討すべき」とある。とにかく、マクロン氏が仏大統領に決まってからのEURUSDの上昇はそう簡単に止まりそうにない。

GBPUSDは、強いCPI、強い雇用統計、強い小売と、なぜポンドを売るの? と思うほど状況は改善している。リスクとしては、6月8日の英総選挙ではあるが、楽観的なムードは強い。1.30台を超えてからの短期ロング筋もストップアウトし、再度上昇を狙える位置にあるのでは?