2017/05/19

2017年5月19日(金曜)昨日18日、海外市場の動き

2017年5月19日(金曜)昨日18日、海外市場の動き

多くの要因があるも、結局はドルショートの利食い?ドル売りからドル買いへと変化。引き金は、BRLの暴落=リスク回避のドル買い、強い米経済指標+米株&米金利は上昇。

トランプ政権の混迷の色は変わらず。米司法省は大統領選のロシア関与の疑惑に任命特別検察官に任命、トランプ氏は最大の魔女狩りと批判。

為替相場は、USDCHFの下げも5日間で終わり上昇、USDJPYも110円の大台から反発し111円ミドルへ。米株は上昇しダウ+56.09(+0.27%)、米10年債利回りは一時低下するも終値では2.224→2.228%へ上昇、2年債も1.2458→1.268%へ上昇。

結局前日比で見ると、USDJPYは+0.60%、EURUSDは-0.51%、NZDUSD-0.59%とドル買いへ。円クロスではCHFJPY+0.50%、CADJPY+0.64%、AUDJPY+0.43%と円高の流れは変わらず。

ブラジル大統領の汚職疑惑の浮上に、USDBRLは3.1台→一時3.40台まで急騰(BRLの暴落)、リスク回避の流れが強くドルの買い戻しの一因へ。

強い米新規失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀製造業指数に、米短期金利先物相場は年内2上げ確率が33→35%へ高まり、米金利と米株の上昇要因となり、ドル買い戻しの一因へ。

USDJPYは、トランプ政権の混乱=政策実行へ不安、リスク回避の流れに欧州市場では、110.50のポイントを割り込みストオップの売りが加速し一時110.20台まで下落。

ブラジル大統領の不祥事隠ぺい疑惑に、USDBRLは急騰。米国市場にはり、米新規失業保険申請件数+米フィラデルフィア連銀製造業指数は共に強く、米金利は上昇へと変化、米株も強く、ドルの買い戻しが入り111.30台へ。

円クロスの買いに、再度110.70台へと値を下げるも、米株と米金利の上昇が続き、111.50を超えてからは逆に円ロングのストップに一時111.70台へ、111.80のポイントは超えられず111.30台まで下落へ。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

テメル・ブラジル大統領=汚職に関与したとの疑惑が浮上。USDBRLは7%近く急騰。

メスター・クリーブランド連銀総裁=利上げを継続すべき。労働市場が完全雇用に達し、インフレ率が目標の2%に近づいている。低水準の金利やバランスシートの規模は大きくFRBは後手に回らぬよう、引き続き警戒を緩めないことが重要。

トランプ政権=正式にNAFTAの再交渉の手続きを開始。貿易赤字解消の日本の市場開放に意欲。

ECB議事録(4月27日)=6月8日の理事会では政策軌道に関する姿勢を大きく変更することには消極的だが、公表するスタッフ経済見通しが今後の議論の基礎になると強調 → 6月の会合で、ECBがついに成長に対するリスクは均衡していると表明すると市場は予想するが、必要であれば、追加利下げや資産買い入れ拡大への道も残すとみられている。

米司法省(米国17日)=2016年の大統領選でロシアが関与した疑惑を巡り、ロバート・モラー元FBI長官を任命特別検察官に任命。→ トランプ大統領はツイッターで「米国の歴史上、一人の政治家に対する最大の魔女狩り」と非難。

ムニューシン米財務長官=国境税では通貨問題が最大の課題。インフラ計画に取り組んでいる。銀行と投資銀行の分離を支持しない。3%の経済成長は達成可能な目標。

ライアン米下院議長=税制改革が年内に成立すると自信。国境税の代替策を模索している。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※