2017/05/30

2017年5月30日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年5月30日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

連休明けの米国市場は、米株は小幅下落、米10年債利回りも小幅低下でスタート。

欧州市場では、ユーロの景況感指数が予想に届かないが、EURUSDはトランプ大統領の「米国は対独赤字が巨額で、ドイツのNATOへの軍事費は限りなく少なく、変えていく」との発言もあり、独米の対立を危惧しながらユーロ買いへ。独CPIは予想を下回り直後からユーロ売りが強まるも下げ幅は限定的。

米国市場では、個人所得と個人消費支出は予想通りで大きな変化は見られず、S&Pケースシラー住宅価格指数は予想を上回るも、直後の市場の反応は鈍い。しかし、米債利回りが低下し始めるとUSDJPY・USDCAD以外の主要国通貨はドルにたいして上昇(ドル安)、本日の高値を更新へ。

USDJPYは、またしても110.70~80近辺をボトムに下げ止まり、111円を超えてからは短期筋の買い戻しがみられるも、高値は111.20台で全体的に動きは鈍い。

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トランプ大統領(Twitter)=米国は対独赤字が巨額で、ドイツのNATOへの軍事費は限りなく少なく、変えていく。

ギリシャ政府報道官=国際債権団がギリシャの債務軽減で合意できなければ追加融資受け入れを見送ることを検討しているとのドイツ紙報道を否定。→ ギリシャは7月に75億ユーロの返済を控え新たな融資が必要となっている。

ハンソン・エストニア中銀総裁=景気の改善軌道を維持しつつ、中央銀行の景気支援策がどの程度迅速に縮小できるかが現在問われている。刺激策からの移行をどのように、いつ始めるかどのように伝えるかについて検討している。非常に慎重に行う必要がある。