2017/05/28

最新のIMMポジションから、 2017年5月28日(日曜)

最新のIMMポジションから、 2017年5月28日(日曜)

今回のCFTCが発表したIMM通貨先物の投機的なポジションの集計日は5月23日(火曜)で、メルケル独首相の「ユーロは弱すぎる」発言の22日(月曜)翌日で、FOMC議事録24日(水曜)の前日に当たる。

主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットポジションは、前週の-180,171→-136,154コントラクトへとショートが減少し、対ドルで盛り返していることがわかる。

通貨別に見ると、ユーロは3週間前に歴史的なショートからロングへ転換しロングがさらに積み上がっている。ポンドはショートがさらに減少しロングへの転換時期を迎えようとしている(※先週末26日のGBPUSDの大幅下落は含まれず)

円は4週間ぶりに小幅ながら積みあがっていたショートが減少、豪ドルはロングがさらに減少しながらも、ネットでかろうじてロングを維持、スイスとカナダドルは小幅な増減となっていた。

結論付けると、先週との比較ではユーロ+ポンド+円が選好されているが、メルケル首相のユーロ安をけん制する発言の影響なのか、ユーロのロング増加が吐出しており、他は大きな変動がなかったことがわかる。(※FOMC議事録と英米3連休前の調整色の強い変動は含まれず)

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