2017/05/03

2017年5月2日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年5月2日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

連休明けの欧州は、ドル買いでスタートするも米金は低下し続かず、「ポンド買い」と「円売り+カナダドル売り」が目立つ。

米株は複雑で、ダウは上昇するも、NasdaqとS&Pは弱い。米金利は上昇幅を縮小し前日を下回り、WTIは小幅安。

為替相場は、「ポンド買い」と「円売り+カナダドル売り」が目立つ。USDJPYは112円を超え、GBPJPYは145円の大台へ一時上昇。USDCADは1.37を超え、GBPCADは29日の高値1.7717を上抜け1.7740台へ。

仏・独製造業PMIは前月比で上昇し6年ぶりの高水準へ、英PMIも3年ぶりの高水準。

USDJPYは、円売り傾向が続く。112円の大台をクリアし、112.10、112.20のポイントを上抜け112.30を二度試しようやく上げ止まる。利食い売りにも、米金利が弱く下げ幅は112.05と限定的で、円売り傾向を維持。

GBPUDは、ポンド買いの流れを維持。アジア・欧州市場序盤は1.2900台を高値に、ドイツ紙で英国のEU離脱交渉が難航(?)との思惑もあり、前日の安値1.2880近辺を割り込み、一時1.2860台下落。英製造業PMIが予想を上回り3年ぶりの高水準に、1.2900台を回復、一時1.2920台まで上昇し上げ止まるも、EURGBPの売りもあり1.2900の大台を維持し上昇傾向は止まず。

USDCADは、アジアと欧州市場を通じて、1.3650~1.3680のレンジで推移していた。原油価格も軟調で、米国市場の序盤に1.3680を上抜け1.3700台の売りを消化しながら、1.3730台まで上昇しカナダドルの弱さが目立っている。

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英国のEU離脱交渉は前途多難(ドイツ紙)=メイ英首相は欧州委員会のユンケル委員長が会談、合意に関する複雑さの度合い、交渉の順序、拠出金について意見が合わなかったという。