2017/05/08

2017年5月8日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年5月8日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

仏大統領選で予想通りの決着をつけた、週明けの月曜日の欧州市場は予想買いに動きは鈍い。弱含みだった米金利は再上昇し、米株は小幅高でスタート。仏10年債利回りは低下するも値を戻し始めている。

為替相場は、「buy the rumor sell the fact」のことわざが合いそうで、予想通り。仏大統領選でマクロン氏勝利との結果に、高値圏ではEUR売りが強く、リスク選考パターンが強まると思われたが、NZDUSDとUSDJPYを除き、全体的にドルの買い戻しと、円の買い戻しが続いている。

USDJPYは、オセアニア市場で113円台を達成後は、クロスで円高へと動きUSDJPYの売り圧力を強め、米金利も弱く一時112.40まで下落。メスター・クリーブランド連銀総裁のタカ派発言もあり、米金利が反転上昇へ転じると、112.70台まで値を戻している。

EURUSDは、弱いながらも、前日比で0.5%近くも値を下げ、ユーロ圏選ティックス投資家信頼感や独製造業受注指数も強く、ようやく下げ止まる。


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メスター・クリーブランド連銀総裁=FRBは利上げを継続すべき。完全雇用の責務は満たしており、インフレ率も2%の目標に近づいている。年内のバランスシート縮小開始をあらためて支持。

ブラード・セントルイス連銀総裁=政策金利は低い、分析では変更の可能性は低い。現行の政策金利の設定は適切、政策金利は低水準、自身の分析では変更の可能性は低い。