2017/05/17

2017年5月17日(水曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

2017年5月17日(水曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

為替相場は、株安+米金利の低下に円買いが強まり、ドル円の下げ幅は最も大きく、クロスでも大幅な円高で、豪ドルを除きドルは全面安。

ホワイトハウスは否定するも、トランプ大統領がコミー前FRB長官に、フリン前大統領補佐官に対するロシアの関与への捜査を打ち切るよう、圧力をかけたとの報道。コミー前FRB長官の突然の解任劇解任へつながったとの思惑。

その前には、トランプ大統領は、ラブロフ・ロシア外相に、イスラエルからの機密情報を漏洩したとの報道。トランプ大統領は疑惑を否定するも、度重なる疑惑は晴れず。

アジア市場では、日本株は弱く、米国の政局不安=経済政策の遅れを懸念する声が強く、リスク回避の流れはUSDCHFの連日の下落(スイスフラン買い)から、USDJPYの売りへと移り、EURUSDも1.11台乗せへ。AUDUSDも一時0.7440台へ、NZDUSDも0.6930近くへと上昇するも続かず。

アジア市場の終盤、欧州市場の序盤にはAUDUSD+NZDUSDは売りへと変化。GBPUSDは強い英雇用統計に昨日の高値1.2950台を超え、1.2970台へと上昇。1.3000の大台を目の前にして上昇力は弱まり、GBPJPYの売りも強く1.2940まで値を下げる。

ユーロ圏のCPIは予想通りで、EURUSDは大きな変化は見られず。1.1080台をボトムに1.1080~1.1120台のレンジで動きは鈍いが、高値水準を維持しており、EURJPYの売りにも下げ幅は限定的。引き続き利食いの売りをこなしながら上昇傾向が見込まれる。

米債利回りは大幅低下、米株先物も売りが続き、ダウは大幅下落からスタート。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

プーチン・ロシア大統領=ラブロフ外相は、トランプ大統領から機密情報の提供を受けておらず、それを証明できる。

バルニエ・英国のEU離脱交渉のEU側の責任者で首席交渉官(欧州議会)=交渉を決裂させるつもりはなく、英国と協力して合意を目指す。支払いを求める金額については、算定方式について合意しないと決められない。

スパーン独財務相政務次官=ECBは早期に解除を開始すべき。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※