2017/05/05

2017年5月5日(金曜) 昨日4日、海外市場の動き

2017年5月5日(金曜) 昨日4日、海外市場の動き

東京市場がみどりの日で休場。米単位労働コストが予想外に増加し米6月利上げ期待度が上昇、米下院はオバマケア改廃法案を可決し上院へ。米金利が上昇する中で、原油価格は急落。

為替市場は、欧州市場と米国市場の流れは変化し、通貨間で動きは異なる。EURUSD+GBPUSDは上昇、AUD+NZD+CADは弱く、JPYは売りから買いへと変化。

独DAXは+0.96%と大幅上昇、英FTは一時マイナスとなり+0.19%と小幅高で終了。米ダウは、S&P500は一時マイナスから+0.06%と小幅高で終了。

米10年債利回りは前日2.318→2.3541%へ、2年債も1.2939→1.359%へ上昇。独10年債利回りは0.326→0.394%へ、英10年債も1.073→1.116%へ上昇。

原油価格は45.49%(-2.33 -4.87%)と急落、CRBは-1.88%と大幅低下。

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EURUSDは、欧州市場序盤の1.0870台を安値に、8日間続いた1.0850~1.0950のレンジの上限を上抜け1.0980台へ続伸、高値圏を維持し1.100の大台を試す動きへ。仏大統領選でマクロン氏の勝利が強まり政治的なリスクの解消や、6月のECB理事会で利上げ期待度が高まり、ユーロ買いが強い。

USDJPYは、欧米市場で113円台を達成後に、112.30台まで下落し6日ぶりに陰線引けへ。

GBPUSDは、欧州市場序盤の1.2830台を安値に、1.2920台まで上昇、1.29台を維持しながら米国市場の終盤にかけては1.2930台を一時達成。上昇力を維持。英国のEU離脱で売り込まれたポンドも長期的なショートの巻き戻しが続き、ともに強さが目立つ。

AUDUSDは、(NZDUSDも)ボトムから値を戻すも、中国の弱い経済指標+商品価格の続落、原油価格の急落もあり、安値を更新するなど弱さが目立った。アジア市場の0.7430を高値に、前日に続き安値を更新しながら、商品価格の下落に一時0.7380台まで続落。2日間続けて陰線引けとなるも引けにかけてはやや値を戻す。

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米下院オバマケア代替法案を可決し上院へ=トランプ政権の政策実行能力の疑問がやや弱まる。→ ただし、市場の関心は税制改革案がより高い。

米下院ドッド・フランク見直し法案を可決。

米上院1.1兆ドルの歳出法案を可決。

5月7日の仏大統領選の決選投票で、マクロン氏が勝利する可能性が高まる。→ 大統領選でマクロン氏が勝利すると、ECBが6月2日の理事会で、緩和策の解除に動く可能性も市場は期待。