2017/05/24

2017年5月24日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年5月24日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は+129.70(+0.66%)と強く、米株の堅調さと合わせ、最近のロシアゲート疑惑も関係ないムードが漂っている。また、本日のFOMC議事録の公表を前にして、6月の利上げ期待が裏切ら得る可能性はあまり考えられない。

いずれにしても、これからの欧米市場では、カナダ中銀の金融政策と明日未明のFOMC議事録の結果が焦点。

USDJPYは上昇を予想するレポートが増えているが、個人的にはドル円はレンジ相場で大きな動きは期待していない。今、111.80円の上値ポイントをクリアに超えたことで、やや円ベアムードに傾きつつあるが、112.50円が本来の重要なポイントと思われてならない。111.20~112.50のレンジに入りやすく、111.80円が分岐点になる可能性も。

EURUSDは、一昨日の安値1.1160台をボトムにしてなんとか下げ止まっているが、FOMC議事録でハト派の意見は変わらずとの思惑が広まっており、ユーロのロングポジションを巻き戻す動きが選好している。1.1150を割り込むと更なる売りが強まる可能性も意識したいが、1.1080~00に入るとさすがに買いも入りやすい。

中国と貿易関係で結びつきの強い豪ドルは、ムーディーズが中国の格付けを引き下げたことで、AUDUSDは売りが先行し一時0.7440台まで下落している。テクニカルでは0.7400台をボトムにした動きを期待しているが?

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ムーディーズ=中国の自国通貨建てと外貨建て格付けを「AA3」→「A1」へ1段階引き下げた。向こう数年で財政面の健全性が低下するとの見通し。→ この発表を受け、AUD売りが強まる。

中国財務省=ムーディーズの格下げは不適切な手法に基づいており、中国経済の問題を誇張する一方、改革の取り組みを過小評価している。

乳業大手フォンテラ=2016/17年に生産者に支払う乳価の予想を引き上げへ→ NZDが底堅く推移。

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