2017/05/22

2017年5月22日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年5月22日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週明け月曜日、コミー前FBI長官の証言も30日以降と先伸ばし気味で緊張感はやや緩みがちで、何も出ないリスクも気になり始める。北朝鮮の度重なるミサイル発射報道による、緊張感の高まりと、逆に慣れと相反する思いが徐々に広まっている。

先週の為替市場でリスク回避の流れもあり、ドル売りをリードしたUSDCHFは、週明けのオセアニア・アジア市場・欧州市場序盤を通じて買いに勢いは見られず、逆に弱含みで推移し、やや違和感を覚える。

オセアニア市場では、北朝鮮ミサイル発射報道を受けた、リスク回避の円買いに、USDJPYは110.80台まで、EURJPYも112.10台、GBPJPY144.10台なで下落。その影響に薄商いの中で、EURUSDは1.1180台まで、GBPUSDも1.2970台まで下落するドタバタ劇が見られた。

USDJPYは、東京市場がオープンし取引量が増えるに従い、原油価格(WTI)の上昇と、日経平均価格の上昇もあり、111.60台まで上昇するも、連日の上値ポイントとなっている111.80の壁を超えられず、再び111.30台での取引となっている。

EURUSDは、オセアニア市場の下落から値を戻し、東京市場に入り1.1210近くまで上昇するも、前日の田名家1.1210台を超えられず、不思議にもオセアニア市場の安値1.1180で下げ止まり動きは鈍くなっている。

GBPUSDは、オセアニア市場の下落による週末・週明けのギャップを解消することはできず、高値1.3020台が精いっぱい。こちらも不思議なことにオセアニア市場の安値1.270台で下げ止まり、動きは鈍くなっている。


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原油価格(WTI)は上昇、OPEC・非加盟国が減産延長に合意するとの期待感が強まる。

トランプ政権=モラー特別検察官に、直近まで勤めていた法律事務所の顧客への捜査を禁じる倫理規定が適用できるかどうかを検討。クシャナー大統領上級顧問と選挙戦でトランプ陣営の選対幹部だったポール・マナフォート氏を顧客に持つ。クシュナー氏は12月にロシアの銀行幹部と接触したとされており、マナフォート氏は捜査の対象となっている。

米国とサウジ=トランプ米大統領のサウジ訪問に合わせ、数百億ドル規模の商談を複数締結。国営石油会社サウジアラムコは、複数の米企業と総額500億ドルの案件で合意した。サウジのファリハ・エネルギー相は、全企業の商談は総額2000億ドル以上に達した。