2017/05/29

2017年5月29日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年5月29日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

ロンドンとNY市場が休場の、週明け月曜日の為替相場は閑散。アジア市場は北朝鮮のミサイル発射報道が流れるも反応は鈍感で、ウィリアムズSF連銀総裁のタカ派発言にも小幅な変動にとどまる。

日経平均株価も、小幅な変動にとどまり結局は-4.27(-0.02%)と前日とほぼ変わらず。欧州市場に入り、EURUSTOXX50は-0.13%と小幅安で推移している。

USDJPYは、北朝鮮のミサイル発射報道が起因したのか、前週末から小幅ながらギャップを空け円高でスタートするも、111.15をボトムに111.15~47の狭いレンジで推移。引き続き111.50、111.80円が上値の重要なポイントになっており、先週末の安値110.80台が下値のポイントで、暫くはこのレンジ内での取引が続きそうである。

EURUSDは、先週末の高値1.1230台からNY市場と、今日のアジア市場でも1.1160台をボトムに、仏下院選の世論調査でマクロン氏の共和国前進がリードしEURにとってはプラス要因でやや持ち直している。先日のNY市場と今日のアジア市場の高値1.1180台を抜けてくるとさらに上昇する可能性も。

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仏下院選の世論調査(調査会社オドクサ)=マクロン氏の共和国前進の得票率は29%になる見通し。極右政党・国民戦線(FN)は17%、共和党は15%、極左メランション氏の政党は14%となる見通し。

ウィリアムズSF連銀総裁=年内のバランスシート縮小開始を予想。見通しが変わればバランスシートの予定も変更。米経済はFRBの雇用の最大化とインフレ率の2%での安定にこれまでになく近づいている。米国は完全雇用に達し、それを上回る動き。インフレ率は来年までに2%目標に達するとみられる。景気の過熱を防止するために、徐々に金利を引き上げていく。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁=一国の成長が他国を害するとする考えは危険。