2017/05/31

2017年5月31日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年5月31日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

米国市場に入り、海外メディアの関心は、アフガニスタン・カブールで大規模な爆発と、トランプ大統領のパリ協定からの離脱を決定。

米10年債利回りは小幅上昇、ダウ先物も小幅上昇。為替市場は、USDCHFは下落+EURUSDの上昇とドル売りへ、逆にAUDUSDは下落しドル買いへと相反する流れへ。AUDNZDは1.0470を割り込み続落へ。月末要因なのかGBPUSDも弱い住宅ローン承認件数にかかわらず強く、USDJPYは下落へ。

USDCHFは、リスク回避のCHF買いなのか、5月22日以降何度もトライし失敗している0.9700を再び割り込み、CHF買いが続き前日比での上昇率はNO.1で-0.53%、USDJPYも前日の安値110.60台へと再び下落し前日比-0.24%。

EURUSDは、独小売売上高は予想外のマイナスと弱く、ユーロ圏CPIは前年比で予想を下回り、前回より大幅ダウン、コア前年比は予想通りならが前回より低下するも、月末の特殊要因なのか、ユーロ売りは限定的で、逆に、5月23日の高値1.1260台を目指す動きへ。

カナダGDPは予想外に強いが、直後のカナダドル買いから、原油価格は弱く売りへと変化し、1.3500の大台を目指す動きへ。


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アフガニスタン・カブールで大規模な爆発=中心部の大統領府や外国大使館が立ち並ぶ地区の近くで、自動車を使った爆発が発生し少なくとも80名が死亡。

トランプ大統領=パリ協定からの離脱を決定。

イタリアの総選挙=1年以内に実施される予定で、早ければ今秋になる可能性がある。

ビスコ・イタリア中銀総裁=ユーロ圏から離脱してもイタリアが抱える経済問題の解決にはつながらない。

カプラン・ダラス連銀総裁=FOMCの行動はドル相場に影響、注視する。緩和解除は忍耐強くゆっくりと。今後数年間でインフレ率はゆるやかに2%へと上昇する見込み。インフレは緩やかでまだら模様だが、トレンド性が損なわれているとは考えず。

ラウテンシュレーガーECB専務理事=緩和的な金融政策は適切。ECBはゆるやかな刺激策の解除を準備すべき。状況が変化すればフォワードガイダンスも変更すべき。ためらいが長引けば新たな問題引き起こす。