2017/05/23

2017年5月23日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年5月23日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

米10年債利回りは前日より小幅低下するも2.24%台を維持し、ダウ先物は上昇傾向が続き、ダウは上昇からスタート。

為替相場は、NZD+AUD+CADの強さが目立っている。昨日も上昇率トップのNZDUSDは、欧州市場に入っても勢いは止まらず0.7000の大台をクリアし0.7040台まで続伸。AUDUSDも念願の0.7500台をクリアし200DayEMAの0.7518まで上昇、共に今日の為替相場をリードしている。

一方、主要通貨のJPY+EUR+GBPは上下変動を伴うが、前日比では大きな変化は見られず。 GBPUSDは英マンチェスター自爆テロの影響が冷めやらぬポンドは、英財政赤字が予想外に拡大、CB小売売上も弱いが下げ幅は限定的で1.2950~1.3000のレンジで推移。ただし、1.3000の大台を回復できずやや下値不安も残る。

EURUSDは、ユーロ圏総合PMIは6年ぶりの高水準で、IFO業況指数も記録に残る1991年以降で最高となるも、直後の1.1260台を高値に1.1210台まで下落。昨日のメルケル首相のユーロ安牽制発言による影響は感じられず、逆に短期的には上値の重さも感じられる。

USDJPYは、どのように判断したらいいのだろうか? 全体的には110.80~111.30台のレンジでいつもながら主体性に乏しい。ただ、19日の高値111.70、22日111.60、本日111.34と、上値と下値が切り下る緩やかなダウントレンドに入っている可能性も気になる。

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ユーロ圏財務相会合(22日)でギリシャへの追加融資や債務軽減で合意できず、ギリシャ市場の株価は一時2.25%下落へ。ショイブレ独財務相はすべてが順調に進めば3週間で実現できる。