2017/05/03

2017年5月3日(水曜)昨日2日、海外市場の動き

2017年5月3日(水曜)昨日2日、海外市場の動き

連休明けの欧州市場、3日のFOMCを前にして、為替市場はスイス+ポンド+NZドル+EURは強く、JPY+CADは弱い二極化へ。米株は小幅高で、米金利は低下し、原油価格は続落。

米金利はムニューシン米財務長官が30日、「長期債入札の規模拡大」発言に上昇した前日に反して下落しドル売り要因となる。スイスを筆頭(USDCHF-0.48%)に、ユーロ圏と英国の強い景況感指数もあり、主要通貨は総じてドル売りの流れへ。

しかし、円(仏大統領選の政治的リスク後退でクロス円の売り+金融政策の相違)とカナダドル(原油安)は弱く、ドルに対して二極化の流れが目立つ。

米10年債利回り2.318→2.2838%、2年債1.2739→1.2580%、ダウ+36.43(+0.17%)、Nasdaq+3.76(+0.06%)、S&P+2.84(+0.12%)

USDJPYは、111円をベースにし、基本的には5日連続して円売りが続く。昨日はアジア市場の安値111.70台をボトムに、GBPJPYとEURJPYなどのクロス円の売りがリードするドル買いと、3月31日の仲値112.10、高値112.20を目指し達成、一時112.30台まで上昇。原油価格の下落+米金利の低下+米FOMCを前にして買いも続かず、112.00円で終了。111.50を割り込むまでは円安の流れは変わらず。

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チャカロトス・ギリシャ財務相=国際債権団が2日に金融支援を巡る改革案で合意→ 新たな融資の確保に向けて道が開けた。労働・エネルギー分野の改革のほか、年金削減や増税が含まれる。2019年の年金削減と20年の非課税限度額の引き下げを確約し、GDPの2%相当を削減する。

ショイブレ独財務相=超緩和的な金融政策により、新たな金融危機のリスクが高まる恐れがあり、時宜を得た出口戦略が必要。拡張的な金融政策により債務水準が押し上げられ、構造改革実施の足かせ。

WTI大幅続落=ガソリンと留出油の在庫は増加。リビアの生産増観測や、米シェールオイルの増産体制も要因。

仏大統領選=直近の支持率はマクロン氏60%、ルペンシ40%、メランション氏の支持者の34.8%はマクロン氏の支持をする可能性に政治的なリスクが解消されている可能性。