2017/05/30

2017年5月30日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年5月30日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

アジア市場は全体的に、6月8日の英総選挙の世論調査でメイ首相の保守党の優位性が薄らいできたことで、GBPの売りがリードしEUR売りも加わった動きから始まった。

EURは、メルケル独首相の「米国の信頼性について深刻な懸念を表明」し、「ブレグジット後の英国はもはや信頼できるパートナーではない」との発言も心理的にはきなり、イタリアのレンツィ前首相の発言から政局不安とドイツ総選挙と同時期のイタリア総選挙の可能性も問いただされており、全体的に売り要因となっている。

GBPJPYやEURJPYの売りや、日経平均の下げも加わりUSDJPYが前日の安値111.16を割り込み、先週末の安値110.88割れを狙った動きとなったが、さすがに110.80台からは実需の買いも入り、111円台まで値を戻すも、ドル円の上値は相変わらず思い。

AUDUSDは、鉄鉱石価格は中国・大連の鉄鉱石先物は3月半ばから28%下落するなど、続落傾向が止まらず、圧力が続いていが、0.7410台では買いが強く下げ止まっている。

NZDUSDは、0.7050台を維持し前日に2か月ぶりにつけた高値からやや値を下げているが、底堅い動きが続いている。31日のNZ中銀の半期に一度の報告書待ちながらも、底堅い動きは続きそうである。