2017/05/15

2017年5月15日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年5月15日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週明け月曜日のアジア市場は、北朝鮮リスク、世界的サイバー攻撃を気にしながらも、債券価格は下落気味で、原油価格は要因は確認できないが一時3%近く急伸し、米金利は弱含みの米経済指標を意識ながらも上昇傾向にある。

株式市場では、日経平均株価は-4.5(-0.07%)で終わり、取引開始直後の下落幅を大きく縮小、中国株は強く、EURO STOXX50は上昇からスタートするも下げに転じている。

為替相場はドル安+円安で、ドルは円以外に弱く、ドルスイスも売りで、円はドルを含めクロスで全面安。久しぶりに二極化した動きへ。

AUDUSDは、0.7380台をボトムにし続伸。豪住宅ローン貸出が予想外に弱く、弱い中国の小売、鉱工業生産、固定資産投資にもかかわらず、原油価格の上昇の影響もあるのか、豪ドル売りは限定的で、AUDJPYの上昇もあり0.74台をクリアし、欧州市場に入ると0.7440近くまで続伸している。

NZDUSDは、早朝の強いNZ小売売上高に、NZドル買いがスタート。NZDJPYは早朝から100pips弱の上昇となり、NZDUSDは0.6850をボトムにし、欧州市場に入ると0.6900の大台を上回り0.6910近辺で取引されている。

USDJPYは、週末の北朝鮮の新型ミサイル発射実験を意識したのか、リスク回避の円買いを狙った動きに、先週終値113.36からギャップを空け、午前6時では113.10台で取引を開始。原油価格の上昇もあり、113.30台を底値に113.30~50のレンジで推移。

午後3時に113.50を上値けし、短期投機筋のストップを誘発。クロスでも円売りが加速し、円は全面安の中で、一時113.70台まで上昇し、ようやく上げ止まり113.50割れまで下落。113.20をボトムにした動きを期待したい。

EURUSDは1.0950台を回復、GBPUSDは1.2940台まで上昇。週明け早々のアジア・欧州市場での急伸が米国市場でも継続するのか? やや疑問。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※