2017/05/25

2017年5月29日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年5月29日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

FOMC議事録の公表も過ぎ、重要な経済指標や発言の予定もない木曜日、相場を動かす材料にも乏しく、来週月曜日には英国と米国市場は休場となり、連休前のポジション調整が先行しているとも言えなくもない。

相場変動も多くは昨日のFOMC議事録のスタート地点に逆戻りし下げ止まっている。


米債利回りは大きな動きも見られず、ダウ先物は0.32%上昇し強さを維持。少ない経済指標の発表では、米新規失業保険申請件数は23.4万件と予想23.8万件より改善し、卸売物価は予想外のマイナスで-0.3%と予想0.2%より悪化。

為替相場は、AUDUSDが-0.45%と主要国の中では最も下げ幅は大きく、0.75台を定着できずアジア市場の高値0.7510から0.7460へと下落。昨日の米国市場の安値圏近くで下げ止まっており、大崩れとの印象はない。

GBPUSDは-0.16%と弱含みで推移。アジア市場は底値を切り上げ欧州市場では英GDP発表の直前1.3010台を高値に、前年比2.0%と予想・前回2.1%から若干ながら弱く、1.2940台まで下落。前日NY市場の安値1.2920台はもちろん、FOMC議事録で上昇が始まった1.2340近くで下げ止まっている。

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OPEC=OPEC減産を9か月延長で合意。OPECの非加盟国と会合を開く。

トゥスクEU大統領=EUと米国は気候変動や通商など複数の政策分野でも相違が残り、世界で最も緊密な同盟関係に亀裂が増えている。