2017/05/22

2017年5月22日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年5月22日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

週明け月曜日の欧米市場は、特に注目する材料も乏しく、週末の北朝鮮のミサイル発射によるリスク回避の動きは感じられず、米株と米金利は上昇し原油価格も上昇傾向を維持。

為替市場は、NZDUSD+0.73%を筆頭に、EURUSD+0.32%、USDCHF-0.28%、AUDUSD+0.17%とドル売りが目立つが、USDJPY+0.08%、GBPUSD-0.16%と逆に弱いドル高へ。結果NZDJPYは0.8%超の上昇へ。


米10年債は2.247%、2年債利回りは1.283%へ小幅上昇、欧州株は強弱混在しEUROSTOXX50は-6.03(-0.17%)低下、米株は上昇からスタートし前日比100ドル超の上昇へ。原油価格(WTI)は一時51ドル台へ上昇、引き続き50ドル台を維持し底堅い。


USDJPYは、主体性がないとでもいうのか、午前6時台の110.90台までのドル安を除けば、昨日の111.00~70円のレンジを世襲し、111.10台~111.60台のレンジ内で収まり、投機筋の興味の対象外へ。

EURUSDは、前日と早朝の高値1.1210近辺を上限に上値は重く欧州市場の序盤は1.1160台まで下落。メルケル独首相のユーロ相場に関すう発言も材料視されたのか、先日・早朝の高値1.1210台を超えてらユーロ買いが加速1.1260台まで上昇。
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バルニエ英国のEU離脱交渉のEU代表者=最初の協議は6月19の週に行われる。

ジョーダンCFM取締役=過去は全ての物事が既に確定してあたかも確実性に満ちて見えるが、過去の瞬間々においては、政治も経済も社会も不確実性に満ちていた。実は過去50年の統計をたどれば、計460余りの危機が起きており、地球上では年平均で8回危機が発生する計算になる。危機が時々起きることが『ノーマル』な世界に生きていることになり、そうした状況を考慮したポートフォリオ構築が必要ということだ。

確実に起こりそうだからこういうポートフォリオにしよう、というのが旧来の方法だが、一方、将来起こる出来事は全く予知できない、という前提から出発し、そこからなるべくノイズの少ない良いストラテジーを探すことに注力する。われわれの考えるモダン・ポートフォリオ・マネジメントだ。

独仏財務相会合の声明=ユーロ圏では景気回復が強まっているものの、全ての加盟国が先の危機から完全に回復したわけではなく、ユーロ圏経済はマクロ経済の大幅な不均衡や低水準のコアインフレ、金融の著しい分断によってぜい弱だ。

メルケル独首相=独貿易黒字の高水準に関して、ユーロ相場が安過ぎる、ドイツ製品をより安価にしている。