2017/05/15

2017年5月15日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年5月15日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

原油価格(WTI)は、ロシアとサウジの減産の延長合意に、49ドル台半ばまで上昇。資源国通貨に買いが集まり、AUDUSD+NZDUSDは上昇を維持し、USDCADも下落。

米金利は先週末から上昇し、米10年債利回りは一時2.35%台へと上昇するも、弱いNY連銀製造業景気指数に上昇力は乏しい。ダウ先物は上昇を維持し、現物株も強含みで推移。

ドル円は、ドルが対円を除き全面安で推移する中で、結果的に円は最弱通貨。それなりに利食いのドル売り+クロスでの円買い戻しをみながら、米金利の上昇力も乏しく113.80を前にして上値も重く、113.20台~70台で推移。

EURUSDは、先週金曜日に続き上昇傾向を維持し、EURクロスでも買いが強く、欧州市場の序盤で先週末の高値1.0930台を超えてからはユーロクロスの買いも後押しして独歩高。1.1000直前の1.0990台まで上昇してようやく上げ止まる。

GBPUSDは、アジア市場で先週末の高値1.2900を上抜けてからは、上昇力が強まり、欧州市場に入ってからはGBPJPYの買いも強く1.2940近くへ続伸。ただ、EURUGBPの買いが強まると上値が重くなり1.2900台まで下落。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

サウジアラビアとロシアのエネルギー相=原油の協調減産を2018年3月まで延長することで合意。プーチン・ロシア大統領も、9か月間の減産延長を支持。→ 原油価格(WTI)は49ドル台半ばと3.6%の大幅上昇。

鉄鉱石価格の上昇に豪ドルが上昇。

プラートECB専務理事=ユーロ圏経済には引き続き高い水準の刺激策が必要。インフレ圧力は依然として抑制。ECBは賃金インフレに何か変化がみられるとは考えていない。 緩和策を取り除くことにECBは慎重であるべき。経済成長はより広範囲で堅調、ECBは6月理事会でリスクバランスを検証。